働く母。両立メモ

40代書籍編集者・ワーママ歴13年。子供は中2男子・小5女子。両立生活や仕事、学校、ママ友関係、親の介護など、日々の気づきを綴ります。FP2級、家計管理の工夫についても。


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認められたくて頑張ってたワーママの私が1年前、ブツッと切れた訳

こんにちは。

 

「りっすん」さんの座談会に

呼んでいただいたときにも話したのですが。

 

usacomam.hatenablog.com

 

私は社内のワーキングマザー第一号です。

今は子どもがいる女性は何人もいます。

 

・・・・

学生時代にバイトをしていた会社に

新卒で入社し、勤続20年。

今時一度も転職経験がないのは

珍しいと思います。

 

20年前、ワーキングマザーは決して

当たり前の存在ではありませんでした。

女性の多い業界ではありますが、

40歳以上で働いている女性はほとんどが独身、

あるいは結婚していても子どもがいない。

 

子どもを産む人は会社をやめ、

子どもがある程度大きくなってから

フリーのライターや編集者になる、という

コースが一般的でした。

 

もちろん、社内にもワーママは皆無。

子どもを産み、育てながら働くイメージが

まったくつかない…

 

結婚が24歳と早かったのですが、

何のキャリアもないうちに子どもを産むなんて、

とてもじゃないけど勇気が湧かない。

 

キャリアを積んで、会社に確固たる

居場所ができてからでないと、

産んでも戻ってこられない…

 

そう思い、20代はとにかく仕事、仕事でした。

ようやく「そろそろいいかな」と思えたのは、

30歳になった頃。

 

しかし、人生はそう上手くいかないもの。

ほしいと思ったときにはなかなかできず、

不妊治療でようやく授かるのですが、

その話はまたいつか…

 

 

・・・・

妊娠時、それなりの立場になっていたのですが、

やっぱり不安が大きかった。

産んで戻ってこられるのか、居場所があるのだろうかと…

 

だから、出産後も数ヶ月して、

育休をとりながら仕事を再開しました。

在宅で子どもが寝ている間の数時間程度でしたが、

仕事から離れてしまうのがこわかった。

 

何より、会社から「もうおまえは必要ない」と

言われるのがこわかったのです、今思えば。

 

二人目の育休中も、やはり数ヶ月で仕事再開。

娘に授乳しながらPCを叩いていたことを

思い出します。

 

・・・・

職場に復帰してからも、

時短勤務で思うように時間がとれない中、

なんとか結果を出そうと奮闘していました。

 

時間不足を朝時間や休日に補って。

公園で子どもが遊ぶのを見守りながら、

ベンチでゲラ(校正原稿のこと)を読んだり…

 

…我ながら、モーレツ社員ですね^^;

なぜあんなにがんばっていたのか。。

 

今、当時の自分の心の中を探ると、

とにかく認められたい。

ワーキングマザーだからって、

評価を下げられたくない。

自分はこの状況でも成果を出せると

知らしめたい。

 

……そんな気持ちだったように思います。

 

「認められる」という意味では、

すでに管理職になっていたし、

移動が多い業界で、ほとんど唯一の新卒組、

社内的な居場所は確保されていました。

 

それでもそういう気持ちが強かったのは、

ワーキングマザーであること、時短勤務であることが

どこかで負い目だったのでしょう。

「会社にとって、一人前の社員ではない」と…

 

だから、みなに迷惑をかけないよう、

それどころか

「あの人、子どもがいるのにすごいね」

「時短なのにすごいね」

と言われるよう、人一倍がんばらねば…

 

そう思ってモーレツ社員をやっていました。

 

・・・・

ところが1年前、私の根底を揺るがすような

ことがあって。

詳細を書くと各方面にまずいので^^;

省かせてもらいますが、

要は「夢から覚めた」のです。

 

ワーママだけど、時短だけど成果を出してる。

時間がないけど、最大限有効に時間を使って

会社に貢献している。

会社も認めてくれている…と信じ込んでいたのですが、

そうではなかった。

 

 

…本当に、涙が出るほどショックでした。

今思えば、私もおめでたかったなと思います^^;

何を信じていたのだろうかと。。

 

会社に裏切られたと思いました。

(なんだかリストラされてショックを受けてる

おじさまみたいですが、私もほとんど

オッサン同様の社畜だった…)

 

こんなにがんばってきたのに。

育児や家事との両立で、死ぬ思いをしながら

時間をひねり出してきたのに…

 今まで信じていた世界が、がらがらと音を立てて

崩れ落ちた瞬間でした。

 

……けれども、それは筋違い。

会社ってそんなもの、誰も悪くないのです。

ただ私が世間知らずで未熟だっただけ。

 

・・・・

散々悩み、一時は身の振り方も真剣に考えました。

20年目にして初めてのこと。

どれだけ箱入り娘なんだという^^;

 

夫には「ミッドライフ・クライシスだな!」

と言われました。

40代、たしかにそうだ…

 

それでも最終的に、会社に居続けることを

選びました。

年齢のこともあるし、結局どこに行っても

ワーキングマザーであることは

どうしてもハンデになるから。

長年勤めている今の会社は、はるかに理解があり、

融通を利かせてくれているとわかったから。

 

それがわかっただけでも、悩んだ甲斐は

あったかと思います。

 

・・・・

それ以来、見える景色が変わりました。

私はずっと「会社のため」と思ってがんばってきた。

でもそれは、「認められたい」気持ちの裏返し…

 

誰もそんなことは求めていないし、

独りよがりにすぎない。

 

もっと真剣に、何が自分自身のためになるのか、

頭を使って考えいかないといけない…

 

そう思い、新しい生き方、働き方を模索し始めました。

そのひとつの試みが、このブログを始めたことであり、

在宅勤務などの「ひとり働き方改革」でもあります。

 

usacomam.hatenablog.com

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・・・・

今思うと、私も会社に甘えていたのでしょうね。

会社への妙な忠誠心がなくなり、

肩の力が抜けて、

逆に風通し良く働けるようになったと思います。

 

誰のためでもなく、自分のため!

 

それを基準に生きていくのは、

結局周りにとってもためになることかも、

と近頃感じています。

 

 

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