昨日は下の娘の個人面談でした。
一昨日は息子の個人面談。
面談ラッシュもこれで一段落…
と思ったら、来月すぐに学校の保護者会が
ありますが^^;
さて、娘の面談内容はとくに問題なく。
「元気にがんばってますよ」
とのことでした。
兄と違い、そつのない女子なので、
まあうまくやっていくでしょう。
…それにしても。
担任は今年から他の区より転任してきた
男の先生なのですが、このW先生、
いまいちキャラクターがつかめない^^;
教師歴16年目と入学式の日に言っていたので、
40歳手前というところか。
ベテランで、しっかり授業をまわしている
印象ですが、
わりと連絡ミスが多くて。
1ヶ月前に渡された計算カード。
学年だよりには、週明けに記入して
持ってくるよう書かれていたのですが、
金曜日になっても渡されない。
他のクラスはとっくに渡されているのに。
同じクラスのママ友と、
「どうなってるんだ」と話していたところ、
翌日土曜日の運動会のときに渡された^^;
日にちがないため、大慌てで記入作業をするハメに。
(私は娘に自分で書かせたので、まあいいんですが)
その他、学年だよりに書かれているけれど、
W先生からはアナウンスのないことが多く、
「W先生、わりとうっかりミスの人?」
とママたちから言われていたのでした^^;
また、いつもせかせかしている感じで、
保護者会なども、時間より早くさっさと切り上げる。
保護者と立ち話をしている様子もあまりなく、
ちょっと取り付く島のない雰囲気。
子供の学童のお迎え時、しばしばW先生と
学校の近くですれ違うのです。
あちらは私の顔を覚えていないようで、
気づかないのですが。
せかせかと駅に向かって歩いていて、
それが毎回17時頃。
学校の先生というと長時間労働が当たり前で、
放課後の職員室には先生がたくさん残ってる。
そんななか、この時間帯にいつも帰るのは
大変珍しい…
娘に聞くと、
「そうだよ。W先生いつも5時に帰るんだよ」
と言う。
なぜ知っているかというと、
学童の窓からW先生が通るのをチェックしてるらしい。
…ちょっと小姑じゃないですか、あなた^^;
他の先生と親しくしているのも見かけないので、
職場にはあまりいたくない人なのか?^^;
「早く帰りたいから、連絡ミスが多いのかしらね」
と、ママたちと口さがなく噂してたのですが…
・・・・
今回の娘の面談も、あまり話すことがなく、
W先生もやはり早々に切り上げようとしてる。
そこで、
「先生、いつも5時に帰ってらっしゃいますね。
先生方のなかではとても早いですよね」
と、おばちゃんの図々しさで聞いてみました。
すると、W先生ははにかんで(あら、こんな笑顔する人なのね)、
「保育園のお迎えに行ってるんですよ」
とのこと。
「家が遠くて1時間はかかるので、
それでもお迎えは6時を過ぎてしまうんです。
そこから子どもたちをお風呂に入れるまでが
僕の仕事で」
なんと…先生、イクメンだったんですね!
パパが毎日お迎えとは、とても珍しい。
そして、とても素晴らしい。
一気にW先生の株が急上昇。
よく知らずに勝手な噂話をして、
大変失礼しました。
(これだからおばちゃんは…だな^^;)
みなに話して名誉挽回しておきます!
・・・・
しかし、教員の長時間労働が問題になる中、
ひとりで働き方改革。
「他の先生方に助けていただきながら、
なんとかやっています」
とW先生。
「でも、先生はすることが膨大で、大変と聞きますが。
家に持ち帰ったりされてるんですか?」
と聞くと、
「いいえ、個人情報がからむので、持ち帰りはできません」
とのこと。
「この仕事は、やろうと思ったら際限がないんですよね。
明日の授業を完璧にしようと考えたら、
何時間でも残業することになってしまう。
そこは割り切ってやっていくようにしています」
ベテランだからこそできることなのでしょうが、
職員室には超ベテラン先生たちも遅くまで残ってる^^;
前の公開授業のとき、音楽の時間に別の先生が
ついていたのですが、
その間W先生は自席で子どもの様子を見ながらも、
丸付けなどせっせと筆を動かしていた。
寸暇を惜しんでいる感じがありました。
・・・・
家庭と仕事の両立…
その波はいよいよ男性にも来ているのですかね。
いや、もちろんすでに来ていたのですが、
40代より上の世代には、保育園の送りはしても
お迎えをするというパパはほとんど見かけません。
「共働き」といっても、基本的に育児家事を担うのは女性で、
「平等な分担」にはほど遠い…
そう思っていましたが、
私の会社にも、保育園の送り迎えを
担当しているという男性がいて。
彼は30代、「奥さんとはかっちり半分の分担です」
と言います。
W先生と言い、30代の男性は上の世代と、
ちょっと違う。
パパ会などをするのも30代以下の若いパパだし。
お迎えまでするパパは、まだまだ少数派。
けれども、確実にこれから増えていくだろうと思います。
私も30代で既婚の後輩男子に、
「子どもができたら、奥さんと半々でお迎えやりなよ。
時短できるよう、私から社長に掛け合ってあげるから」
と、いらぬお節介を言ってる^^;
でも彼も、
「僕もそうしたいと思ってるんですよね。
育児をするのは自分の世界も広がると思うので」
と言っていた。
そう、その通り。
育児は世界が広がるよ〜。長時間会社にいて、
PCの前に座ってたって、良い企画なんか浮かばないよ〜。
…こういう考えに賛同してくれるのも、
30代以下の男性だと思います。
40代以上の男性は、やっぱりまだまだ
会社組織の幻想に縛られる^^;
W先生の早帰りが、先生たちの長時間労働に
変化をもたらすことを祈っています。