このブログでたびたびネタにされる、
小4の息子。
薄々お気づきだと思いますが、
はい、だいぶ偏りのある子です^^;
何回言っても右から左だし、
ノートの端に授業中もずっと絵を描いてる^^;
思ったことをすぐに口にしてしまい、
何度注意されても黙っていられない。
落ち着きがない。忘れ物、うっかりミスが多い。
常に自分の世界の中にいて、
脳内で何かと何かを闘わせてる(苦笑)
…「男子あるある」と言っても、
その度合が強すぎる^^;
発達障害のチェックリストを見ても、
あちゃーほとんど当てはまるわ…
とくに低学年の頃は、「このままで大丈夫か」と
非常に心配でした。
しかし、結局診断を受けさせることはないまま、
4年生まで来ました。
今も受けさせるつもりはありません。
なぜなら…正直言って、
我々親は息子を育てるにあたり、
「困っていない」から。
それはもちろん「まったくー!」ということ
ばかりだし、毎日𠮟りまくってますが^^;
「男の子とは、子供とはこんなもん」
と思っている。
仕事上、発達障害の本にも何度か
関わっており、専門家の話も度々聞いています。
発達障害の診断受けるかどうかの基準は、
「その症状により困難が生じているかどうか」。
その「育てにくさ」に親が困っていたり、
本人も学校や友人関係で困っている。
さらに、学校側も対応に困っている…
そういうことがなければ、
その症状は単なる「個性」にすぎない。
・・・・
息子の多動なところとかは、
正直言って、自分の子供の頃とそっくりあてはまる^^;
いや、発達障害のチェックリストを見ると、
そのまんま私だわ…という(苦笑)
息子を「育てにくい」と言ったら、
天につばを吐くようなもので。
「あーあ、私に似ちゃったな~」と
思うばかりなのです^^;
そして、本人も特別困っている様子がない。
息子は知ったかが多く、おしゃべりなので、
友達からうっとおしがられがちだが、
超鈍感なので気にしていない^^;
友達と年相応にトラブルも起きているが、
一晩寝たらだいたい忘れてる。
…ま、極度のマザコンで家族大好きっ子なので、
学校でのことは優先順位が低いようです。
さらに、学校の先生ともちゃっかり
うまくやってるので、
学校から「息子さんに困っています」
と言われることもない。
むしろ「このままでいいんです」と言われる^^;
息子が問題なくやれているのは、
彼に攻撃性がまったくないということもある。
お友達に手が出てしまうタイプの子は、
学校から指導を受けることが多いようですが、
幸いその点は避けられている。
チキンなので、出るのは口だけなのです^^;
(『モンスターズ・インク』のマイクに
似ていると言ったらわかってもらえますかね…)
・・・・
発達審査を受けずにきたのは、
「低学年のうちは、男子の多くは多動で落ち着かない。
たいていの子は、3~4年生になれば落ち着く。
発達障害を疑うのはその時になってからでも遅くない」
と、いろいろな人から聞いていたこともあります。
先輩ママのRさんにも、上の子の育児を踏まえて、
「大丈夫、3年生にもなれば落ち着くよ」
と言われていました。
実際に、3年生になるとずいぶん落ち着き、
社会性が出てきた。
なんというか、犬からようやく人間になった
という感じです^^;
4年生になってからは、はーこんなに変わる
もんなんだなあ…と驚いています。
相変わらずのマイペースぶりではありますが、
これまで周囲をまったく気にしていなかったのが、
一人前に気にするようになり。
だいぶしゃきっとしてきました。
・・・・
とはいえ、現状良い方向に変わってきましたが、
そもそも発達障害であっても、「それがどうした」
という気持ちが根底にあります。
私のいる出版業界は、
編集者にしても著者にしても、変人ばかり^^;
というより、変人でないとおもしろくない、売れない。
まともな人はむしろ日の目を見ない世界。
それゆえ、「普通じゃないくらいでないと
つまらない」という気持ちがありまして。
息子の偏ったところは、かっこうのブログのネタ^^;
おまけに、息子を題材に子育本をたくさん作って、
累計で何十万部も売ってきました。
会社ぐるみでうちの息子を「ドル箱」と呼んでる^^;
(娘を題材にすると、まったく売れないんです…)
周囲から浮いていてもいいから、
「おもしろいやつ」であってほしい。
…結局、親の私がそう思っているから、
息子もそのまんまで生きてるんでしょうね(苦笑)
子供のあるがままを否定する親にだけは
なりたくないなと思っています。