先日の記事で書いた、
息子の低学年の頃。
- 授業を見学するのがイヤだった…
- 必要以上に深刻に受けとめていた
- 普段の生活でも、忘れ物だらけ、話を聞かない…
- 2年生まで続いた
- 3年生でぐっと変わる
- 「恥ずかしい」「ええかっこしたい」気持ちの芽生え
- 低学年の間は男子はとにかくガキンチョ
- ムリに変えさせようとせず、見守っていてよかった
授業を見学するのがイヤだった…
うちの学校では、月に一度土曜授業の日があり、
その日は公開授業と言って、
親が自由に見学できることになっています。
息子が1年生のとき、
とにかく授業を見るのが嫌だった^^;
音楽の授業で、みなで手拍子など同じ動作を
する際にも、一緒にやっていない…
先生の指示を聞いていない。
一番後ろの席だったので、うろうろ立ち歩いたり。
とにかく恥ずかしい…
個人面談では、
「授業中に歌い出す」
「注意してもノートに絵を描いている」
「こちらの話が耳に入っていかない」
など、さんざんでした。
さらには「K君はグレーゾーンかもしれません」
とまで言われ…
(この件については、またいろいろあって。
別の機会にあらためて書きたいと思います)
必要以上に深刻に受けとめていた
担任は新卒の若い女性でした。
今なら、学校は担任次第であり、
ベテランの先生であれば、そこまで子供に
好き勝手させず、クラスの統率をとれると
わかっていますが。
当時は、子供が1年生なら、親も1年生。
深刻に受けとめていました。
うちの子のような男子は、他に何人もいたのです。
けれども、そこは目に入らず、自分の子だけ
フィーチャーされてしまう。
さらには、しっかりやれている女子に目がいき、
その子たちと比べ、「どうしてうちの子は…」
と思ってしまう。
普段の生活でも、忘れ物だらけ、話を聞かない…
普段の生活でも、「大丈夫か!?」と思うことだらけ。
とにかく忘れ物が多い。
学校に持って行く物は、まだ私がチェックして
いるからいいものの、
学校から持って帰ってくる物を忘れる。
体育着を1ヵ月持って帰ってこなかったことも…^^;
水着や水筒の忘れもしょっちゅう。
数日前からロッカーに入れっぱなしだった
水筒から飲んだと聞いて、さすがに慌てた(*_*)
それでもおなかが痛くならないのはさすがというか…
よく学校で物をなくす。
計算カードやプールカードなど。
結局、引き出しのお道具箱にあったということが多い。
登校班でも、歩くときに列からはみ出し、
しょっちゅう高学年の女子に注意されている。
家での宿題や自主学習も、私に言われないとやらない。
自分で明日の支度をしない…
2年生まで続いた
…これが、ほぼ2年生のときまで続きました。
(一部は今も続いています^^;)
ただ学校では、以前にも書きましたが、
2年生の担任が超ベテランの先生に変わりました。
うまくやっていただいていたようです。
休憩時間に、自由帳で絵を描いており、
授業が始まってもそのまま描き続ける。
1年生のときもずっと指摘されていたのですが。
2年のときの担任は、
「K君は描きたい気持ちがとめらないのですよね。
私は袋を用意して、『授業が始まったら、
自由帳はこのノートに入れようね』
と入れさせています。
それで気持ちも切り替わるようです」
と、対応してくれていました。
さすがです…
3年生でぐっと変わる
低学年の間はこんな感じでしたが、
こんな息子も中学年の3年生になると、
ぐっと変わってきました。
一番変わったな、と思ったのは
運動会のとき。
それまで、徒競走ではまったくやる気がない感じで、
だらだら走っていて、
見ているこちらが恥ずかしくなるくらい。
「もっと手を振って走るんだよ」
などと教えても、まるで聞こうとしない。
(というか聞こえていない^^;)
それが、3年の運動会前には、
クラスの足の速い友達に
「こうやって手を振るんだ、と教えてもらったんだ」
と言い、学童の帰りなどに自ら走って練習していました。
「友達に教えてもらった」
…そのような言葉が出てきたことに、
大きな変化を感じたのです。
「恥ずかしい」「ええかっこしたい」気持ちの芽生え
いったい何が変わったのか。
それは、「周りに目が行くようになった」こと。
ようやく社会性が出てきたということです。
つまり、それまでは文字通り「傍若無人」で、
周囲に意識が向かず、我関せずだった。
だからこそ、自分勝手な行動をとっていたし、
足が遅かろうが、授業中に歌い出そうがお構いなしだった^^;
でも、周りに目が行くようになると、
「恥ずかしい」「ええかっこしたい」という
気持ちが芽生えてくる。
だから、ちゃんとするようになるんですね。
…ていうか、女子なら3歳からそうなってる^^;
男子は「恥」の概念を、
母のおなかの中に忘れてきたのでしょう…
こちらの記事にも書きましたが。
低学年の頃は、外で平気で私と手をつないでいたのが、
3年からは人目につきそうなところでは
つながなくなり、
4年からついに外では一切つながなくなった。
「〇〇(友達男子)は女子にモテモテなんだよね。
△△も××も(女子)あいつのこと好きなんだよ」
などと、同級生の恋バナまで話すように^^
本人はおぼこいので、好きな子はいないようですが…
(ていうかママ大好きだから^^;)
低学年の間は男子はとにかくガキンチョ
結局、人がちゃんとするかどうかって、
「恥ずかしい」「よく思われたい」という
気持ちがあるかどうかなんじゃないか、と。
家じゃ誰でもダラダラしていますよね^^
その気持ちがいつ芽生えるか。
ある教育家の方に、
「低学年男子の多くはウルトラガキンチョだ」
と教えられたことがあります。
いや、本当に…
ただのガキンチョじゃない、「ウルトラ」なのです^^;
5歳あたりから成長していない。。
個人差があると思いますが、
いわゆる「ギャングエイジ」になる9歳くらいまで、
待たないといけないかもしれません。
でも、逆に言えば、1年生のあの落ち着きなさも、
あと数年たてば確実に落ち着いてくるということです。
子どもの友達男子を見ていても、
3年生でずいぶん落ち着き(逆に悪知恵が出てくる^^;)
4年生ともなると、なんか敬語を使ってきたりして、
ちょっと寂しいゾ!
1年生の頃の、あの子犬のようなキャンキャン具合が
懐かしい…
ムリに変えさせようとせず、見守っていてよかった
息子が自分から「公文に行く」と言い出したのも、
3年からでした。
(がんばって成績上げたらゲーム買ってあげる
という言葉につられた面は大きいですが^^;)
4年生になったとき、学校で書いた「今年の抱負」は、
「がんばって勉強でいい点とりたい」でした。
3年前にはあり得なかったこと…
低学年までは、中休みにみなで
外で遊ばず、教室で絵を描いているか、
図書室に行くかしていたのですが。
2年生の終わり頃、「最近は一緒に外遊びに
行くようになりました」と先生から報告を受けました。
3年生からはずっと友達たちと鬼ごっこなどで
走り回っているようです。
ムリにどうにか息子を変えさせようとせず、
見守っていてよかったな…と思っています。