ひとりで粛々と進めていた、働き方改革。
週1回の在宅勤務をさせてもらっていました。
さらに、今年から労働基準監督署の
指導が厳しく入り、
有給取得義務と残業規制の波が押し寄せて。
「これも社員の働き方を変え、
生産性を上げる良いチャンスですよ~」
と社長の耳元に吹き込んでいたら(笑)
だんだん社長も「これは良いチャンスだから」と、
会議のたびに言うようになり^^
就労形態を根本から見直すことになり、
ついに私が所属する編集部では
裁量労働制が採用されました。
もともと、この仕事は時間で測れないもので、
裁量労働制をとっている会社も多い。
裁量労働制とは、ひと言で言えば、
「仕事にかける時間配分を自分で決められる」制度。
出退時間の縛りがなくなり、
残業という概念もありません。
(ただし夜10時以降は残業扱いとなる)
逆に言えば、3時や4時に会社を上がっても
かまわない。定時という概念がないわけですから。
そもそも「時短勤務」というものが
存在しなくなります。
……あーあ、私が時短勤務を始めた9年前、
裁量労働制だったら、
肩身の狭い思いをせずにすんだのに…
と思わずにはいられない^^;
いやでも、当時はまだそんな時代じゃなかった。
ようやく時代がワーママに追いついてきたのです。
それに、自分が身をもって、
時短でもちゃんと仕事をこなせることを
見せてきたからこそ、
今こうして制度が変えられたわけで。
ありがたく受けとめようと思います。
・・・・
「時間の自由」というのは、
お金以上に価値のあることだと思っていて。
給料が上がることより、正直うれしい^^
仕事はもちろん重要、生活の糧だし、
働くのは好き。
だけど、人生は仕事だけではないわけで。
家庭の時間が最重要。
仕事は仕事でさっさと終わらせ、早く家に帰りたい。
さらに、猫を描い始めたので、
ますます家にいられる時間を増やしたい^^;
…時間の融通性を考えて、
社員でいるよりフリーになった方がいいのか、
悩んでいるときがありました。
しかし、もうフリーになる理由がなくなった。
とはいえ、自分で時間を決められる、
自由であるということは、
自分で自分をコントロールする必要があるということ。
私はワーキングマザーとして、
時間管理には慣れていますが、
そうでない人たちにとっては、なかなか
コントロールが難しいかもしれない。
実際、もう出勤時間の決まりはないというのに、
これまでの出勤時間の9時半までに、
みな出社してる^^;
かつての定時の5時半以前に帰るのも、
私やワーママの人たちくらいだなあ…
在宅勤務も、私の課だけだし。
結局これまでと変わらない^^;
けれども、制度ができたということで、
自分の中に在宅勤務や早帰りなどの選択肢ができる。
少しずつ意識が変わってくるでしょう。
他部署でも、とにかく定時に帰ろう!
という声がけがされている。
「忙しいから無理だ」「だったら仕事を減らしてくれ」
という声は相変わらずあるけれど、
「なにがなんでも定時で終わらせてやるー!」
という気概を持ってくれるといいなと思います。
あ、みんな猫を飼えばいいのにね。
そうしたら、早く帰らなきゃ、いや帰りたい!
という気持ちになるかも^^