働く母。両立メモ

40代書籍編集者・ワーママ歴14年。子供は中3男子・小6女子。両立生活や仕事、学校、ママ友関係、親の介護など、日々の気づきを綴ります。FP2級、家計管理の工夫についても。


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「猫の子育て」に見る、子育ての本当の意味~「子供は親の行動を見て真似ぶ=学ぶ」とはこのことか!

猫を飼い始めて1週間。

成り行きで、親子猫を飼うことになりましたが、

「猫の子育て」は非常に興味深い。

 

www.hatarakuhahamica.com

 

 

猫の子育ては非常に興味深い

考えてみると、動物の子育てを間近で

観察するのは初めてかもしれない。

貴重な機会です。

 

単独で生きていけるよう、生後数ヶ月までに

猫は子育てを終える、とは聞いていたけれど、

その子育ての中身がいまいちイメージできなかった。

お乳や餌を与えたりはわかるが、それ以外は?

 

人間と違い、言葉を話さない動物が、

何をどうやって子供に教えていくというのか。

あらかじめ備わっている本能で、

自然に生きる術を体得していくだけではないの?

 

しかし、「言葉を話せないと教えられない」

というのは、人間の思い込みでした。

言葉などなくても、ちゃんと教えられるんですね。

 

子猫は親猫の行動をそっくり真似することで、

学習するのです。

まさに、「学ぶ」とは「真似ぶ」こと。

 

言葉はなくとも行動を真似させ、学ばせる

わが家でのトイレの場所も、最初は母猫サクラが

見つけました。

母がそこで用をたすのを見て、「ここがトイレだな」

と子猫モモも認識したよう。

すでに保護主さん宅でしつけられていた

ということもありますが、初日から今日まで

まったく粗相なくきています。

 

トイレの横に爪とぎが置いてあるのですが、

モモがそばにいるとき、サクラが爪をといでみせます。

(偶然?いや絶対あれは「見せて」いる!)

すると、モモも真似をする。

 

食事も、まずサクラが食べ始めると、

離れた場所にいても、モモがすぐに寄ってくる。

呼びかける必要もない^^

そして、皿を2つ用意しているのに、

なぜか母の皿に首を突っ込んで食べようとする^^;

 

気の優しいサクラが、じゃあともう1つの皿に移動すると、

今度はそっちに首を突っ込む。

とにかく母の真似をし、母のものを奪いたいのです(苦笑)

 

私が台所に立っていると、餌をくれと

サクラが催促しにきます。

当然モモもついてきて、同じように私を見上げ、

みゃーと鳴く。

母が何をしているのか、よくわからず真似してるだけの

ふしはあります^^;

 

狩りごっこで身体能力もアップ

猫についての本を読むと、

母猫が子猫に教えることとして、「狩りの仕方」が

大きいようですね。

 

家では、サクラとモモが、一日中追いかけ合って

狩りごっこをしています。

相手を獲物?に見立てて、お互い物陰から

すきをついて相手を襲う。

…襲うとは言っても、甘噛みで、モモは母に噛まれて

ちょっと嬉しそうではありますが^^

 

狩りごっこで走ったり飛んだりして、

モモの身体能力がどんどん上がっているのがわかります。

心もとなかったジャンプが、日に日に力強くなって。

 

サクラもまだ1歳に満たない若猫で、エネルギーが有り余っており、

狩りごっこは娘に狩りを教えるためというより、

自分が好きでやっている感がありますが…

 

襲い合いをするのは、自分が獲物を襲う練習だけではなく、

敵(ボス猫やもっと大きい動物?)から襲われないよう

身を隠したり逃げたりする練習にもなっているようです。

まさに身をもって、子にサバイバル術を教え込むわけですね。

 

「人間との接し方」も母猫から学ぶ

さらに興味深かったのが、

母猫は子供に「人間との付き合い方」も教える、ということ。

 

イエネコにとって、餌をくれたり世話をしてくれる

人間とうまくやっていくのは、非常に重要なこと。

 

サクラは大変人馴れした猫で、

爪を立てたり噛んだりを一切しません。

ちょっとなでるだけで、ゴロゴロと喉を鳴らし、

気づくと人間のそばにいます。

猫好きの夫でも「こんな猫は珍しい」というほど。

 

そんな母の態度を、モモはよく見ているのです。

最初は我々をちょっと警戒していたのが、

母が撫でられているときは、自分もちょこんと隣に参加するように。

「撫でろ」というアピールもするようになりました^^

 

子猫って本当に無垢。

何の疑いもなく、母のすることをじっと見て、

そのまま真似するのです。

 

そして、母猫もすごい。

サクラは常にモモの存在を気にかけていて、

視界からいなくなると、すぐ探しにいきます。

 

せっせと毛づくろいをしてあげて。

モモは嫌がって逃げようとしますが、抑え込んでなめる(笑)

私が嫌がる子供を押さえつけ、爪を切るようなものです。

 

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一切のムダがない猫の子育て。人間は…

なんとも…頭が下がります。

猫の子育ては、一切にムダがない。

本当に必要なものを与え、本当に必要なことを教える。

 

ひるがえって、人間である自分の子育てはどうか。

子供が独り立ちするために、本当に必要なことを

教えられているのだろうか。

 

言葉ではなく自分自身の行動によって、

子供に真似る=学ばせることができているのだろうか。

真似されては困るようなことばかりしているのでは

ないだろうか…

 

子供は親が「何を言うか」ではなく「何をするか」

を見ているのだ。

…猫の子育てを観察するにつけ、

自分の子育てのあり方を改めて考えさせられています。

 

猫ってすごいなあ。

この本、今読んでますがおもしろいです。

幸せになりたければねこと暮らしなさい

幸せになりたければねこと暮らしなさい

 

猫を自己啓発にからめるとは…

さすが自国、嫉妬します。


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