小1の娘は、兄とは違いしっかり者。
先日の保護者会でも、
「明るくて元気ですよ」と以外、
とくに何も言われず、
保育園と同じように卒なくこなしているだろうと
思っていましたが…
先週から、
「学校でイヤなこといっぱいあるの」
「学校休みたくなっちゃった」
と言うようになり。。
勉強が難しいといったことではなく
(まだ小1の1学期なので…)
どうも友達関係でイヤなことがある様子。
たとえばどんなことが?と聞くと、
「名字で呼びつけにされるの」
とのこと。
これは後から他のお母さんに聞いたことですが、
1年生の間で、異性を名字で呼び捨てにするのが
流行っているらしく。
仮にわが家が山田とすると、
同じ保育園卒で同じクラスになった男の子が、
「私のこと、山田って呼ぶの」と。
「隣の席の男の子も、山田って言う。
それがすごくイヤなの」
うーむ…娘、繊細じゃのう^^;
・・・・
娘の保育園のクラスは、荒っぽい子が
あまりいない、聞き分けの良いクラスで、
園長先生からも「こんなクラスは珍しい」
「みんな良い子すぎて、逆に心配」
と言われるほどでした。
ママたちも常識のある人ばかりで、
だからこそ交友関係も続いているのですが。
小学校は人数も増え、いろんな子がいる…
そもそも、うちの区は下町で、
粗野な子も正直多い^^;
まあそれが公立の良さでもあり、
いろんな子と付き合うのは、社会に揉まれる
ことになるとも思うのですが…
いかんせん、娘は温室育ち^^;
カルチャーショックが大きかったようだなあ。。
他にも、同じクラスの女の子が、
「山田ちゃんって呼ぶの」と。
山田ちゃんって…業界人じゃないんだから^^;
逆に新しいかも。
が、笑ってしまうのは大人ばかりで、
本人は「下の名前で呼んでって言ってるのに、
呼んでくれない…」と、いたく傷ついている様子。
・・・・
保育園ではみなと仲良くし、
中立の立場で頼られていた娘。
それが自信にもつながっていたようです。
しかし、小学校ではその関係性は解体され、
ゼロから自分の立場を築かないといけない。
持ち前のええかっこしいで(苦笑)
学校では明るく元気に振る舞っているものの、
気持ち的には無理をしているよう…
娘にとっての「小1の壁」到来、でしょうか。
日曜日、保育園時代の友達が
たくさん遊びにきて、
久しぶりに気心の知れた子たちのワイワイでき、
とても楽しかった様子。
その反動か、夜寝るとき
「学校行きたくない」と泣き出してしまった…
しばらくパパになぐさめられ、
文字通り泣き寝入り。
翌朝、腫れぼったい目で起きてきました。
朝も「行きたくない~」とグズグズしていましたが、
それでも出かけていったので、
まあとりあえず大丈夫でしょう。
学校生活の疲れも出てきているのだと思います。
ちょうどよいタイミングで夏休みが来るものです。
・・・・
娘にとっては大きな壁かもしれませんが、
これは生きていくうえで必ず通る道。
がんばって自分で折り合いをつけていくしか
ないだろうと思います。
「そんなふうに呼ばないでって言ってみたら?」
と言うと、
「そう言っても、変えてくれないんだもん」
と娘。
「だったら、あなたも呼びつけにすればいいじゃない」
と、武闘派の母が言えば^^;
「そんなふうにやり返すのはイヤ」
と、穏健派の娘が言う。
「お母さんだって、小学生のとき、
男子から名字で呼びつけにされてたよ」
「名字のちゃん付けも、よくあることだよ」
と話をすると、少し慰められた様子。
そもそも、小学校に上る前、
「これからは、先生に下の名前じゃなく、
『山田さん』って呼ばれるんだよ」
と言うと、
「そんなのやだー」
と言っていた娘。
下の名前を、ちゃん付けで呼ばれることが、
彼女にとっては親しみ、友情の証のようで…
「そういうことじゃないんだよ」
と話しても、なかなか納得してくれない^^;
・・・・
それにしても、「イヤになっちゃった」気分に
左右されてしまうのは、やはり女子だな~と思う。
基本的に、男子には「気分」なんてものは、ない^^;
気分を言語化し、認識する回路がないというか。
「なんかイヤだな~」と感じることはあったとしても、
すぐに目の前の他のことに気をとられ…そして忘れる(苦笑)
今回の娘の件はまだまだ序の口なのでしょう。
4年生ともなると、女子は相当いろいろあるようだし、
娘もメンタルが強くなってくれるといいなと思いますが…
「言ってほしいなら、お母さんすぐに
先生に言いに行くよ」
と言うと、
「それはまだいい」という娘。
常日頃、子どもたちには
「もしあんたたちがいじめとかにあったら、
お母さんにすぐ言いなさい。
お母さんが先生に言いつけて、相手のおうちにも
話をつけに行くからね」
と宣言しているので^^;
血の気の多い母が出張ってこないよう、
学校のことは自分で解決しようと思う様子。
先日、学校の友達関係で珍しく息子がこぼしたとき、
「じゃあお母さん、明日にでも先生に話しに行こうか」
と前のめりに言ったら、
「いや、それはまだいいでしょう」
と息子に断られてしまった^^;
でもね~、親はいつだって子どもの味方だし、
いつだって子どもを全力で守りますよ。
娘のことも、もしもっと深刻な事態になったら、
速攻で動くつもり。
まあおそらく、そうなる前に収束するでしょう。
子どもは親が思うよりしっかりしていて、
なかなか親の出番は回ってこないものなのです。
でも、「いざとなったらお母さん(お父さん)が
助けてくれる」という気持ちが、
きっと子どもの力になっていると思っています。