今期に入り、一気に進んだ会社の働き方改革。
その一環として、就業規則も改定されました。
目を引いたのは、育児・介護休業規則が充実したこと。
社内のワーママ第一号である私が上の子を出産したのは、10年前。
出産手当や育休手当、育休中の社会保険の手続きなど、
私も会社も初めてで、1つ1つ調べてこなしていったのを
懐かしく思い出します。
私の2人めの出産時、「ようやく慣れた」と社長が言っていた^^;
それから何人もワーママが現れ、
現在では手続きもしっかりシステム化され、
労務・経理の担当者に引き継がれています。
それを受けての、育児・介護休業規則の充実。
この間、介護で長期間休む人もいました。
私もたびたび実家のことで休んだり半休をとったりしています。
働きながらの育児、介護が当たり前になってきた、
ということでしょう。
・・・
そしてもうひとつが、
「セクシャルハラスメントの禁止」条項が入ったこと。
これこそまさに時代ですね…
…しかし、禁止したところで、抑止力になるんでしょうか。
セクハラとは、本人がハラスメントと思っていないことが
最大の問題なわけで…
(嫌がらせと意識してする人などほとんどいないのでは?)
まあ抑止力としてというより、
セクハラを受けた側が会社に訴え出ることができるよう、
規則化したというところなのでしょう。
実際、相談窓口を設けているのですが、
受けた側もなかなか言えるもんじゃないようなあ…
「自分の勘違いかも!?」と思うだろうし。
なかなか難しい問題です。
そういえば、夫が先日、
会社からセクハラ・パワハラ講習を受けさせられたそうで。
夫は同業者で、社員数20人に満たない小さな会社なんですが。
管理職として受けてくるよう、言われたそうです。
うちの夫は、私が言うのもなんですが、
セクハラからはもっとも遠い人。
姉と妹に挟まれて育ったせいか、
女の人との距離感がよくわかっている。
むしろ会社の同僚の女性たちに
「生理痛がきついんだよね~」などと言われ、
逆セクハラを受けてる^^;
セクハラは、相当明確なものでなければ、
結局相手との関係性の問題なのですよね…
人次第、という面もあります。
うちの会社の会長は、それはもうセクハラ発言連発の、
ザッツおやじなんですが^^;
そこに個人的なセクシャルなニュアンスはなく、
いやらしさがない。
「また会長が言っているよ…」と、みな聞き流す。
みな会長が好きで、「愛すべきおっさん」と思っているので、
何も問題が起きないのです。
・・・
それにしても、セクハラ問題は男性だけじゃない。
私の年齢になると、若い男性社員に軽口で
「早く結婚しなさいよ」などと言ったら、
セクハラになってしまう。。いやむしろパワハラ?
自分には全くそのつもりがなくても、
年齢や立場的にちょっとした発言が
ハラスメントになりえてしまう。
おばさんも、気をつけないといけないなと思います…