働く母。両立メモ

40代書籍編集者・ワーママ歴13年。子供は中2男子・小5女子。両立生活や仕事、学校、ママ友関係、親の介護など、日々の気づきを綴ります。FP2級、家計管理の工夫についても。


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小4息子のいじめ問題。様子がおかしいと思ったら「即、先生に相談」で早期に芽を摘むのが最善

小4の息子に、「これはいじめか…!?」

ということが起こりました。

 

新年度の保護者会で、

4年生はギャングエイジでいじめも

起きてくると聞いていました。

 

www.hatarakuhahamica.com

 

これまでもそこそこに友達との

トラブルもありましたが…

ちょっと見過ごせないことが。

 

3年生のときも同じクラスだったRくん。

いつも女子と遊んでいる、女子度の高い

男の子だったのですが。

4年生になってから、交友関係とキャラクターも

がらりと変わったそうで、

かつてはわりと仲の良かった息子が、

「最近、Rがこわいんだ」と言うように。

 

とはいえ、単にキャラの変化で

こわい感じになってしまったんだろうと思っていました。

 

一方で、2学期に入ってから、ちょくちょく

「おれ、学校で暴力されるんだ」などとも言うように。

決定的だったのは、たまたまテレビで不登校の特集を

やっていて、それを見た息子が

「おれも暴力されるから、不登校したいな」

と言ったこと。

 

これまでにも、「クラスのやつから暴力される」

というのは聞いていました。

ただ、だいたいが大げさに言いがちなうちの子、

男子特有のフィジカルコンタクトのことを

言っているのだろうと思っていました。

実際にそういうケースが多かったので。

 

そもそも息子はクラスで一番体が大きく、

力も強いので、むしろお友達にケガをさせるほうが

心配なくらいだった^^;

 

・・・・

しかし、今回はそんな感じではなく、

聞き捨てならなかった。

「おかしいな」と勘が働き、

あらためてじっくり話を聞くことに。

 

誰からどんな暴力を受けているのか、

最初は相変わらず要領を得なかった息子も、

ひとつひとつ聞いていくうちに頭の中が整理され、

最終的にRくん一人に絞られました。

 

回数にして、1~2日に1回。

朝や帰りの支度の時間など、

必ず先生のいないタイミングで。

すれ違うとき、声をかけてきて、

すねを数回蹴ってきたりするそうです。

 

「痛いし、またやられるかもと思うと、

学校に行きたくなくなる」

とのこと。

 

「やめてって言ってるの?」

と聞くと、

「言おうとしても、もう向こうに行ってるし、

そもそもこわくて言えない…」

 

遊びや喧嘩の流れの中ではないのかと問うと、

「全然違うよ。Rとは遊ぶことないし」

「いつも急に暴力してくるんだ」

 

…うーん、これは悪質だなあ。

Rくんはとても頭がよい子なのです。

単純男子の「ついカッとなって」というのとも違う。

先生のいないところで、という知恵の回り具合も悪質。

 

・・・・

さて。

対応策はたったひとつ。

「さっさと先生にチクる」。これに尽きます。

 

こうした、いじめに当たるような一方的な攻撃は、

子供に自力で解決させようと思っても無理だし、

「克服できたら良い経験」なんかにも一切ならない。

さっさと大人が介入し、子供の心に傷を残さないのがベスト。

 

ただ、どこまで先生が真剣に取り合い、

対応してくれるかはわからない。

(担任はまだ30代の女性で、息子いわく

「甘くてみんなになめられてる」そうなので)

そうなったら、解決するまで、果ては校長、

教育委員会まで親が出張っていくだけです。

(だいたいが武闘派な私…)

 

ともかくも、まずは先生に手紙を書くことにしました。

 

事実のみ淡々と述べ、

相手の子を責めたりはしないのが重要です。

目的(今後一切暴力をやめてもらう)を明確にし、

それへの対応を先生に求めます。

 

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息子には、まず朝に、

この手紙を先生に渡すように言いました。

そして、先生に呼ばれたら、きちんと自分の口から

事情を説明するように伝えました。

 

息子にも、問題解決力をしっかり身につけてほしい。

自分が声をあげなかったら、誰も助けてくれないのです。

自分の問題は自分で解決することを覚えるのに、

良い機会でしょう。

とはいえ、しっかりと状況を整理しては

伝えられないだろうから、

親が手紙で援護射撃をします。

 

夫からは、

「これからは暴力を受けたら、その日のうちに

『何月何日のいつに、誰からどんな暴力を受けたか』

しっかりメモに残すようにしろ。

後から証拠になるから」

とアドバイスがありました。

(夫もだいたいが武闘派です^^;)

 

・・・・

さて。翌日、

「無事に先生と話ができたかな」と思っていると、

夕方に先生から携帯へ着信がありました。

ちょうど娘の学童のお迎えだったので、

職員室に寄り、先生に声をかけました。

 

すると、先生から開口一番、

「伝えていただきありがとうございます!」

と感謝されました。。

 

先生としても、クラスで起きていることを

なかなか全部は把握しきれず、

こうして親から伝えてもらえて本当にありがたいと…

 

やはりこのご時世、いじめ問題には

学校をあげて対処しているようですね。

「いじめ対策委員会」というのも設置されているようで。

 

どうも息子のいる学年は、

手の出る荒っぽい子が多いようで、

これまでにも度々いろんな問題が起きてるみたいです。

 

先生は息子とRくんを呼び出し、

Rくんに暴力は事実かどうか聞いたそうです。

するとRくん、あっさり認めたとのこと。

(この素直さが、やっぱりまだ10歳ですね…救われます)

 

ではなぜ暴力を振るうのだと理由を問うたところ、

「K(息子)がちゃんしなきゃいけないときに

しないことが多いから」とのこと。

 

…うーん、そういえばRくん、

すごく真面目な子でもあったよなあ。。

勉強ができる子だけに、先生の話を聞かないことの

多い息子に、いらいらさせられることが多かったのかも。

 

しかし、それとこれとは何の関係もない。

腹がたったことが、暴力を振るっていい理由になるわけない。

正直、Rくんの言うことは詭弁だと思っています。

 

単に、むしゃくしゃしたときのストレス発散、

面白半分、さらにはマウンティング行為でしょう。

 

・・・・

先生もその辺りはよく理解している様子でした。

どんな理由であれ、暴力はいっさい許さないと

しっかり叱っておいたそうです。

 

「私に叱られたことが抑止力になったと思います。

みんな見ているぞ、と伝わったでしょう」

 

「今回のことは、ひとまずRくんのお母さんには

伝えません。

でも、これはイエローカードなので、

もし次に同じことがあったら、もうレッドカード。

今度は親御さんもまじえて、となります」

 

よかった、先生はしっかり対応してくれました。

これで一安心だ。

心配なのは、これが逆恨みに発展し、

暴力とは別の形、たとえば仲間はずれなどで

報復されること。

頭の良い子なのでなおさら…

 

そのことも先生に伝え、理解していただきました。

「その可能性も頭に入れつつ、

しっかり様子を見ていきます」

「もしお母さんの方で気づいたことがありましたら、

すぐに教えてください」

とのことでした。

 

「直接お話できてよかったです」

「私もスッキリしました」

と最後まで逆に感謝され、話は終わったのでした。

先生も日々、子供同士のトラブルに

悩まされている様子です。

 

・・・・

家に帰り、息子にこの件を聞くと、

「R、あっさり認めたよ!びっくりしちゃった」

と笑いながら言っていました。

Rくんがちゃんと先生の前で、

自分にしていたことを認めてくれたのが

嬉しかったもよう。

 

胸のわだかまりもとれたようで、

「なんだかスッキリした」と言っていました。

 

これくらいの年齢、とくに幼い男子である

息子のような子は、

自分の気持ちをしっかり言語化できないのですよね。

なんだかモヤモヤした気持ちがあるけど、

それがなんだかよくわからない。

何が原因かもわからない。

 

でも、嫌という気持ちはずっと積み重なり、

ある日それがいっぱいになってあふれ、

不登校につながったりするのだろうな…と思います。

 

そうなる前に、まだ問題の芽が小さいうちに、

子供のストレスや傷が浅いうちに、

親がいち早く気づいて対処するのが

重要だなと思います。

 

そして、先生を味方につける。

というか、解決は先生にしてもらう。

子供のいじめを個人間の問題ではなく、

学校の問題としてもらう。

 

親の方も遠慮して、自分たちでなんとか

解決しようとしたりせず、

そう仕向けていくことが肝心かと思います。

それが先生の仕事なんですから。

 

一方で、子供にも、自分に起きていることを

親なり先生なりにしっかり言語化して伝えることも

学ばせねば、と思います。

いつまでも親が出ていくわけにはいかない。

 

また、「ノー」といえる勇気も養っていく必要があります。

気が優しい、裏を返せば気の弱い息子、

なかなか難題ではありますが。。

 


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