働く母。両立メモ

40代書籍編集者・ワーママ歴13年。子供は中2男子・小5女子。両立生活や仕事、学校、ママ友関係、親の介護など、日々の気づきを綴ります。FP2級、家計管理の工夫についても。


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ワーママも世代で色々?〜あえてマミートラックを選ぶ40代、夫協力のもと進んで残業する20代

先日、業界の先輩と縁あって

お食事することになりました。

 

他の出版社で編集部長を務める方。

今50代、私が20代の駆け出しの頃から

ずっと活躍している女性です。

 

この業界、私より一回り以上

上の世代の女性編集者は、

独身でバリバリ仕事に邁進するか、

子育てする場合は会社をやめ、

フリーランスで働くか、2つに1つが

一般的でした。

 

現在、取締役にもなっているその方、

てっきりお子さんはいないか…と思いきや、

2人のお子さんがもう成人しているとのこと。

 

20年前に、育児と会社勤めを

両立させていたとは…

なんとなんと、ワーキングマザーの

大先輩でもあったのでした。

 

「両立生活は大変だったのでは

ないですか?」

 

と聞くと、

 

「うーん、私、子どもが本当に

かわいくてね~。

あの頃は仕事より子育てって感じで、

残業もせず帰っていたのよ」

 

「同僚は管理職になっていたけど、

私はメインストリームから外れていた。

でも、子育てがすごく楽しかったから、

全然気にしなかったのよね」

 

「子育て中ということで、

会社からも戦力扱いされていなかった」

 

いわゆるマミートラックに入っていた

わけですが、

 

「そんな状態が10年続いたんだけど、

子どもがどちらも小学校に上がったタイミングで、

『そろそろどう?』と、当時の編集部長に言われて。

それからは管理職になり、

ずっとフルで働いています」

 

ちょうど今の私と同じくらいのとき。

それから十数年経ち、現在の立場に。

そんな時期があったとは、まるで感じさせません。

 

・・・・

私たちはどうしても、

近視眼的に自分のキャリアを見てしまうもの。

 

「今、仕事のスピードを落としたら、

置いていかれてしまう」

「キャリアに穴を開けたくない」

 

多くのワーキングマザーが思うことですが、

長い会社員人生の単位で見たら、

10年の遅れなんて、すぐに取り戻せる。

30代の遅れは、40代50代で挽回、

どころかもっと上昇だって可能…

 

そんなことを実感させられ、

勇気が湧きました。

仕事も人生も長期戦!

焦らず、そのときにしかできないことを

大いに楽しまなきゃ…

 

・・・・

そんな彼女が部長を務める編集部、

ワーキングマザーがたくさんいるそうです。

当然、制度も整っており、

フレックスで始業時間・終業時間も自由。

 

さぞかしみなさん、毎日お迎えダッシュ。

仕事もセーブしているかと思いきや…

 

「それがね、意外にみんな、

仕事したがるのよね」

 

「だんなさんが協力的で、お迎えしてくれる

おうちも多いんだけど、

『残業できる』と遅くまで喜んで

仕事してるのよ」

 

そうなんだ…

今の20代、30代はパパも積極的に

育児に参加している印象で、

それはそれですごく良いことだけれど。

 

ママだけでなく、パパも早く会社を上がり、

みなが育児と家庭に割く時間を

たっぷり確保できるようになれば…と

願っていたけれど、

パパが早く上がれたら、今度はママが遅くまで…?

…うーん、なんだか本末転倒のような。。

 

・・・・

なかなか思うように仕事の時間がとれない中、

それでも「延長はしない」を自分に課し、

遅くとも6時までにはお迎えにいくよう、

保育園時代の9年間を過ごしました。

最後の方は年数回、延長したときもあったけれど、

それでもせいぜい6時半くらいまででした。

 

延長しない=早く会社を上がるかわりに、

しばしば家に仕事を持ち帰っていました。

それは今も変わりません。

 

私はそういう考えでやってきましたが…

 

「フレックスだから、延長しないと

いけない理由は全くないのだけど、

みんな普通に延長を利用してるわね~」

 

…やはり世代的な考えの変化、

なのかしらねぇ。

彼女とは、

「家で子供と過ごす時間の方が、

仕事より楽しいし大切だと思うけど…」

と顔を見合わせましたが…

 

・・・・

一方で、最近入社した40代の女性編集者は、

転職してきた理由が、前職の仕事が忙しすぎた

ことらしく。

 

その会社は、ノルマがハードでつとに有名。

私と同年代の彼女は、夜遅くまで残業続きで

子供と一緒にいる時間がとれず、

もっと育児と両立できる働き方をしたいと

転職してきたそうです。

 

「収入は下がってしまってもいいから、

きつくない雇用形態にしてほしいと。

ノルマ少なめ、働く日数も減らして。

『これなら長く働けます』と喜んでるわよ」

 

…こちらはこちらで、

自ら望んでマミートラックを選択。

そこには葛藤があっただろうけれど、

潔い決断だと、同世代として拍手を送りたくなります。

 

 

ワーキングマザーも十人十色、

世代によって考え方もどんどん変わっていきます。

あと10年したら、私の世代が感じた葛藤などは

まるでなくなっているかもしれませんね。


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