緊急事態宣言延長に伴い、
臨時休校も5月末まで延長決定…
3ヵ月目に突入です。
これほど長きにわたり
子供が学校を休むのは初めて。
離れてみて、あらためて「学校」という
ものについて、考えさせられています。
当初は「学校のありがたみ」を
強く感じていたけれど…
この生活もリズムが整ってみれば、
学校に通っていたときと比べて
「いろいろな意味で“ムダ”がないなあ」と。
とりわけ、勉強面。
一斉授業はどうしても、ムリがあるのですよね。
たとえば算数の筆算を習うのでも、
学校であればクラス30人全員が理解できるよう、
ゆっくりと授業を進めるでしょう。
けれども、家で親が教えれば、
10分もかからない^^;
私の教え方が上手とか、
子供が賢いとかそういうことじゃなく、
マンツーマンであるということが重要。
本人のレベルに合わせ、
理解できているか確認しながら
教えるから、「ムダがない」わけです。
また、計算はなにしろ反復練習が必要。
筆算の解き方を頭で理解しても、
練習しなければ定着しない。
学校では、「教える」ことに時間が割かれ、
反復練習に十分な時間がとれない。
家なら、「教える」は最小限に、
反復練習をたっぷりすることができる。
低学年の算数であれば、
学校で1年かけて習う内容を、
家庭で半年で終えられてしまうのでは
と思います^^;
国語にしても、漢字の書き取りは
やっぱり反復練習あるのみ。
国語力は読書や論理的な文章題を
解くことで培われると思うので。
学校の国語の授業が全てムダだと
言い切るつもりはありませんが、
みなで朗読したり、
登場人物の気持ちを考えたりするのは…
もっとコンパクトにしてもいいのでは
と思います^^;
それで浮いた時間に読書させるとか、ね。
理科と社会も同様。
頭に定着させるには、「教わる」ことより
何度も繰り返すこと。
都道府県を頭に入れるには、
ひたすら日本地図を見るしかないでしょう。
それは子供一人一人の作業であり、
「みなで一斉に」することではありません。
・・・・
やっぱり学校の拘束時間が
長いですよね~~
6時間目までって…
子供が1日に集中できる勉強時間って、
せいぜい3時間くらいじゃないかと思います。
あとは集中せず「流している」部分も
多いんじゃないか…
ぎゅっと凝縮したら、
午前中で終わってしまうくらいではないか。
だから、仮に6月から学校再開となっても、
授業のスピードアップ&夏休み返上で、
十分3月に単元消化できるのではと思う^^;
とはいえ、学校は「託児」機能もあって。
子供が学校にいるから、
こちらは働いていられるともいえる。
その点は大変ありがたいし、
授業の内容に文句を言えた義理ではないけれど…
「学校に行かない」利点も、
たしかにあるなと思います。
勉強面以外にも、
なぜか家にいる方が運動量が多い様子^^;
上の息子は運動が苦手なので、
おそらく体育の授業は適当に流して
いるのだろうと思われます。
中休みも、外で遊ばず教室で絵を描いたり、
図書室で本を読んでいることが多いみたいだし。
学校も家から近いので、往復にたいして歩かない。
体重が増えがちなことが
気になっていました。
それが、休校になってから毎日1万歩近く歩く。
公園にいって妹と遊び、なわとびをする。
普段の運動量を絶対上回ってる^^;
体重も全然増えない、どころかちょっとすっきり
痩せた感じも。
体重が増えないのは、家で3食食べ、
食事量を管理されているせいもあるかと。
息子、超大食いなので、給食をすごくおかわり
してるみたいなんですよね(*_*)
それであまり動かなければ、そりゃ太るわな…
そしてもうひとつ、
学校に行かないことで、
友達関係での摩擦がない。
ゆえに、精神的にも落ち着いている。
交友関係は大切なこと、
人との間でもまれることで成長する…
というのはもちろん確かですが。
人と交われば、傷つけられたり
ストレスを感じたりすることも多く。
そこから束の間でも解放されるのは、
悪くないことだと思っています。
・・・・
学校のあり方、
あらためて考え直す機会になりました。
私が考え直したところで、
義務教育が変わるわけじゃないし、
ホームスクーリングを自分ができるかと
言ったら、できるわけないのだけど…
家庭学習のやり方をより充実させる
ことはできるな、と思っています。
そのために、やっぱり私が仕事の時間を
早く切り上げられるよう、
働き方を変えていく必要がありそうだ…
今は元の生活に戻れること自体、
夢のまた夢という感じですがね^^;