子供たちには、栄養のあるものを食べさせたい。
食事は超重要。食事が体を作る。
朝食も栄養バランスのいいものを(夫が)食べさせていますが。
私も朝食には、体にいいものをいろいろと、自分で用意しています。
ある日の朝食。
・牛乳
・トマトジュース(オリーブオイルを一匙入れて)
・ごはん(最近は押し麦入りに)
・しらす(塩抜きしたもの)
・納豆
・ゆで卵
・フルーツ
・水切りヨーグルト(グラノーラ、きな粉と黒すりゴマを足して)
普段はこんなふうに、丁寧に皿に並べたりはせず、撮影用です^^;しらすはごはんに直接かけ、その上に納豆をのせます。
ゆで卵は弁当に入れることが多いので、付いたり付かなかったりですが、その他はだいたい毎日。
昔から、こういうメニューだったわけではありません。若い頃は、ごはんにふりかけだけの朝食も多かった。
その時々で、「これを食べるのがいい」というものを足していった結果。これからも、足したり入れ替えたりがあるでしょう。
・・・・
朝食に足されるきっかけの多くは…
とりもなおさず、「親の病気」。
牛乳が苦手で、大人になってからは買ってまで飲むことはありませんでした。
しかし、30歳くらいのとき、当時60代だった母が骨粗鬆症に。
「あんたも私に似て、骨が弱いかもしれない。カルシウムをとるために、牛乳を毎日飲みなさい」
と言われて。
「親の病気」ほど強烈なメッセージはない。「自分にも遺伝しているかも!?」と、直に胸に迫ってくる。
母の言葉は半分呪いのように効いて(苦笑)、牛乳を毎日欠かさず飲むようになりました。
牛乳を朝一に飲むと、便通が良いと気づいたこともありました。
そして3年前、75歳のとき、母の背中が圧迫骨折により、大きく曲がってしまいました。背骨の圧迫骨折の原因は、ほとんどが骨粗鬆症によるもの。
これを受けて、いよいよ「骨を丈夫にすること」が私の至上命題になった。
さらにその数カ月後に、母が脳出血で倒れて。
脳出血とは脳の血管が切れるもの。血管が切れる原因は、高齢者の場合ほとんどが血管の劣化。そして、血管が劣化するのは、一言でいえば「長年の生活習慣」による。
それは食習慣であり、運動習慣であり。
とくに「何を食べてきたか」は、血管の寿命を大きく左右します。
母はもともと食が細い人で、家族の食事は一生懸命作っていたものの、自分の食事はわりとおざなり。
夜働き、昼間は寝ている父と生活時間が違うこともあり、ひとりの食事が多かった。昼食などは菓子パンだけで済ませたりしていたよう。
脳の血管をやられるのが、いかにこわいことか…。
母は前頭葉の血管が切れ、高次脳機能障害になりました。治ることはなく、年々機能が衰え、今は完全な認知症状態です。
母は身をもって、娘の私に、食習慣の重要性を教えてくれているのだと思っています。子供にとって、親の病気とはそういうもの。
以来、ますます「体に良いもの」を積極的にとるようになりました。
骨に良いものも血管に良いものも、結局は同じ。ひっくるめて「体に良いもの」なのです。
・・・・
トマトジュースにオリーブオイルを入れるのは、仕事で知り合った方に教えられて。その人は、故・日野原重明先生の方法を真似しているらしく。
体に良い油の代表格であるオリーブオイルを積極的にとるため、直接飲んでしまう方法。
料理でも、油を使うときには可能な限りオリーブオイルにするようにしています。
オリーブオイルだと合わない料理(主に和食)のときは、なたね油を。
「良質な油」をとることは、とても大切なようですね。
近頃は、アマニ油を味噌汁に一滴入れるようになりました。流行りに弱いのです^^;
会社ではココナッツオイルを常備し、コーヒーに入れていましたが、ココナッツオイルの効能については賛否両論あるようで…。近頃はあまり使っていません。
朝食の話に戻ります。
タンパク質をとるため、卵はできる限り毎日食べるようにしています。
ヨーグルトの上にかけるきな粉も、大豆であり、タンパク質豊富。
しらすは魚不足を補うために。
実は猫(二匹いる母猫のさくらの方)が、大のしらす好きで。
分け合って食べるわけですが、そのままだと猫には塩分が多い。熱湯で塩抜きしたものをやり、私もそれを食べています。
しらすは納豆とともに、ごはんにかけて食べるのですが、納豆のたれと合わせたとき、塩抜きのしらすでしょっぱくならず、ちょうどいい。塩分も控えられて、一石二鳥^^猫のおかげだわ。やっぱりハッピーキャット♪
しらすはカルシウム、ビタミンDが豊富だそうです。いずれも骨を丈夫にしてくれる成分。
・・・・
骨と血管…。母の病気により、この2つをいかに丈夫にするかが、私の重要課題になっているわけですが。
ここにきて、もうひとつ別の病気がクローズアップされた。
それは、糖尿病。
今度は義理の母です。
認知症の症状が進行したために、夫たちきょうだいが義母を病院に連れていきました。
認知症の検査だけでなく、全身の健康診断もしてもらったのですが…そこで糖尿病にかかっていることが発覚しました。しかも重度の(*_*)
義母は長年健康診断を受けていなかったらしく…。高血圧でもあったようです。
糖尿病は、こわい。進行すれば、最悪失明することも。。腎不全となり、透析が必要となった人の話も聞きます。
そして、糖尿病が血管の劣化を進め、脳梗塞や心筋梗塞につながることも。義母の認知症も、おそらく糖尿病が原因ではとされています。
…糖尿病にならない食事。それも課題に加わりました。
・・・・
高血圧もこわいしね。
こうなったら、もう全方位に気を配った食事にする必要が。
でも、決して難しいことではありません。昔から言い古されている、当たり前のこと。
つまり、塩分も糖分も控えめに。野菜はたっぷりとり、肉や魚もバランス良くとる。腹八分目で食べすぎない…。
とはいえ、当たり前のことほど、実行するのは大変なのですが^^;
完璧にはできなくても、そう意識するだけで、何も気をつけず食事をするのに比べたら、数年、数十年後に大きな差が出てくるのではないかと。
「体に良い食事」は、今日明日がんばってとるだけでは意味がありません。これから数十年、それこそ死ぬまでずっと続ける必要がある。
だから、ムリはできない。お菓子大好きな私に極端な糖質制限は絶対不可能だし、外食も大好き。ときには暴飲暴食してしまうこともある。
でも、それでいいのだと思います。ゆるゆると「塩分糖分控えめ」を続け、食べすぎてしまったときは数日節制する。
そんな感じで、ムリのない範囲で続けていけば、トータルで見て「体に良い食事ができていたな」ということになるのではないかと。
1週間の7日全部はがんばれないけれど、4日から5日はがんばれている。
食事に限らず何事も、それくらいの「ほどほどがんばる」を目指しています。
がんばりすぎると疲れちゃうから^^;
血管が切れるのは、ストレスも大きな原因だと医師から聞いたし。