小学校の2学期が今日から始まりました。
たった3週間の夏休みに、子どもは文句を言っていましたが^^;
例年より私が家にいるときが多く、子どもたちも家でゆっくり過ごせたかなと思います。
昨年度までは、登校班で登校していました。
それが臨時休校明けの6月からは、三密を避けるために登校班は休止、個人登校に。2学期以降も継続です。
1学期中の2カ月、上の子の入学以来、初めての個人登校を経験しましたが…
正直いって、何の問題もなかった^^;
どころか、「登校班よりよっぽど良いのでは?」と思ってしまった。
個人登校と言っても、うちは兄妹で一緒に登校しており、上は5年生、下は2年生。安心なのは当然であるものの…
…登校班には長年、疑問を持っていたのですよね(*_*)
「本当に必要なのだろうか?」と。
むしろ登校班で集団登校するがために、発生している問題もあって。
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子どもたちが10人も20人もわらわら集まって一緒に歩くのは、かなり無理があるわけです。
同じ学年ならまだしも、上は6年生、下は1年生。もうすぐ中学生になる子と、つい最近園児だった子がともに行動する。
高学年の子は、当然小さい子たちに目配りをする係。それがそもそもの登校班の目的なわけで。…しかし、高学年の子に負担ありすぎ (*_*)
たいていはその班の最高学年から班長が選定されるのだけれど、班長は先頭に立って歩く係。すぐ後ろには1年生の子がつき、その歩調に合わせてゆっくり歩かないといけない。
1年生の親にとってはね、本当にありがたいことなんですが…
「登校班じゃなければ、きっともっとスタスタと歩いて、さっさと学校に着くだろうにな」
「家を出るのも、もっと遅くてもいいんだろうにな」
と思わずにいられない…
また、1年生の側としても、いかにお兄さんお姉さんがゆっくり歩いてくれていても、ランドセルは重いし、遅れがちになる。
そうなると、後ろに渋滞が発生して、列に団子ができちゃったりしてね^^;
それがけっこう危ないのです。
ガードレールがない道だと、車道に出てしまったりする。
それを見守るために、保護者が交替で付添いをするわけですが…
そもそも集団登校をしていなければ、必要がないのでは(*_*)
保護者の付添いは、横断歩道を見守るためでもありますが、これも集団で渡るから危ないのであって。
ひとりなら、ささっと渡ってしまいますよね。
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付添いは、登校班の集合時に、時間通り出発させるためでもあります。
うちの登校班は7時55分出発なのですが、集合場所に時計がなく、当然子どもたちも持っていないので、大人が「もう出発だよ」と声がけしないといけない。
しかし、家からの個人登校なら、そんな問題は起きません。
また、集合時間に遅れてくる子もいます。これについても、保護者間で何度も議題にのぼりました。
最終的に、「55分に来なかったから、先に出発させる」というルールになりました。
付添いとしては、55分を1分でも過ぎたからと言って、来ていない子を置いていくのは忍びないですよね…
そもそも、学校の登校時間自体はもっと遅く、55分出発は余裕なのです。もう少し待ってあげればいいじゃないのと、私は待ってしまう。
…そして、そうなると、たたでさえ忙しい朝、付添いの時間が延び、こちらが大変になる^^;(だから、お母さんたちの状況を考慮して、55分で出発させるルールになった側面もある)
55分に集まれなさそうというとき、その子のお母さんからグループLINEで「あとからひとりで行きます」という連絡があります。付添い担当は、それも確認しないといけない。
…とまあ、これらも全部、登校班さえなければ一切発生しない手間なのです^^;
しかも、付添いの保護者以外に、毎日スクールガードのおじいさん(完全ボランティアです)が付き、校門まで送り届けてくれる(保護者の付添いは途中まで)。
登校班がなければ、スクールガードさんも横断歩道などの要所要所だけに立っていただけばいいのでは…
各登校班に付いているらしいので、その人数も負担ももっと減らせるのでは。
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登校班はPTA運営であり、学校側は一切関わっていないことになっています。保護者が自発的に作っている体のものなのです。
とはいえ、「うちの子はひとりで登校します」と言う勇気はない…
多くの親が登校班に不満を持っていると思いますが、長年の慣習と「とはいえ、登校班で登校するのは安全だよね」という共通認識のもと、変わらず続けられていました。
…それが、今回のコロナで強制的にストップとなり。
何の問題もないのです。
かつて、全体的にどこの登校班も登校が遅れがちになっている、ということがありました。
そのため、うちの登校班も55分出発厳守になったのですが。
1学期の個人登校中、
「多くの子たちが開門前に学校に到着し、大変密になっている。もっと遅くに登校するようにしてください」
という学校からのお達しが…
登校班ないと、むしろみんな早く登校するんじゃない^^;
きっとみんな、スタスタ歩いてるんだろう。登校班の歩くスピードは、亀のごとくだものね^^;
うちも、上の子はとくに歩くのが速いので、下の子もつられて速く歩き(半分走ってる?)、登校班のときより家を出るのは遅いのに、それより早く学校に着いているもよう。
結局、個人個人に任せたほうが、物事はうまくいくという証左ではないかと思っていて。
横断歩道だって、だいたい下校時は自分で渡ってるんだし(うちの学校は集団下校は1年生の1学期まで)。
誰も通らない道をひとりで歩くならいざしらず、同じ登校時間なのだから、他の子どもたちもたくさん歩いている。
少なくとも、わが家にとっては、登校班がなくなって何の問題もありません。
どころか、ずっと良くなった。
付添いもないし、登校班に遅れないよう、朝子どもたちを急かす必要もない。
自分たちだけで登校するとなると、緊張感が生まれるようで、毎日決まった時間に出かけられている。
登校班にありがちな、後ろの子にぶつかられたとか、反対にぶつかったとか、友達同士でおしゃべりして並んで歩いているとか(これは息子^^;)、問題もまったく起きない。
私も子どもたちもノンストレス。穏やかに1日のスタートを切れます。
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在宅勤務が根付き、きっとコロナ後も「新状態(ニューノーマル)」になりそうなのと同じように。
このまま登校班も廃止になってくれるといいなあ。
1年生はたしかに、きょうだいがいない子の一人の登校は不安だけれど。
そこだけは、高学年が交替で1学期の間は見るとか、1年生のみの登校班を作って、親が交替で付添いするとか、なんらかの工夫で乗り切れるのでは。
杓子定規に、全生徒を登校班に割り振る必要は、まったくないはず。