働く母。両立メモ

40代書籍編集者・ワーママ歴11年。子供は小6男子・小3女子。両立生活や仕事、学校、ママ友関係など、日々の気づきを綴ります。FP2級、家計管理の工夫についても。


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【ワークシェアリングの実践】週3~4時間の副業介護ヘルパー。でも私のような人間が10人いれば、1人分の労働力を賄える

訪問介護ヘルパーの仕事を始めて、半年が過ぎました。

毎週金曜日の午前中を、この副業にあてることに決めています。半年の間に何度か訪問先の変更を経て、現在は3軒のお宅に通っています。

ごく短時間の勤務で、まだまだ下っ端も下っ端。介護職について何かを語れるほどのものは持ち合わせていませんが、そのおもしろさ、奥深さは実感しています。

初めて入ったお宅で、激しい拒否にあったこともありました。「自分でやれるわよ、帰ってちょうだい」と言われて(泣)。
でも、事業所の先輩たちに知恵を借りて、対応を工夫していくうち、心を開いてもらえるように。「人との関係は自分次第なのだ」と改めて学ばせられました。

「もう帰っちゃうの、寂しいわね」「今度はいつ来るの」「楽しみに待ってますよ」などと言ってくださる利用者さんたち。
1週間のうち、ほんの1~2時間しかお目にかかれない間柄だけれど、そこにはたしかに何がしかの友情が築かれてるな、と思うのです。

訪問する利用者さんたちはみな、私の親や祖父母の世代。今は介護が必要な身となっていても、数十年前は私たちを支えてくれていた、人生の大先輩。

自分が社会を支える年回りとなった今、先輩たちが存命でいてくれていることがありがたく、少しでも恩返しができたらな…と思っています。


・・・・
副業を始めたのは、「働き方改革」の一環でした。

ワーキングマザーとしての時短勤務から在宅勤務の自由、さらに裁量労働制へ。柔軟な働き方を会社に求め、1つひとつ形にしてきました。

そして、副業。先日、会社の社長に、
「就業規則に“副業OK”を加えておいたから」と言われました。
それまでは就業規則に副業についての記載はなく、個人的に社長に申し出、許可を得ていたのだけれど。

私が始めたことで、副業OKが「既成事実」になった。またひとつ、働き方改革が成功しました。
以来、周囲に大っぴらに副業をすすめています。

さて、副業そのものが働き方改革ではあるのだけれど。
自分としては、もうひとつ別の働き方改革を実践しているつもりなのです。

それは、ワークシェアリング。

長時間労働が問題視され、たしかにそれは問題なのですが、私は「ひとつの仕事(会社)での長時間労働」こそ問題、と思っていて。

仕事って、「これ以上時間をかけても、生産性は上がらない」「むしろ効率が下がる」ラインがあると思うのです。
人間、同じ仕事を同じ集中力、同じやる気で長時間やり続けるのは、なかなかできないもの。

私は最近、編集の仕事は「せいぜい1日6時間までだな」と思っています。集中して頭を使うと、疲れてそれ以上できない。
逆に、あまり集中せずだらだらやれば、10時間でもできたりする^^;昔はそんな働き方をしていました。

介護の仕事も同様だと思います。
介護職のなり手が少ないのが問題になっています。まあ実際に、介護職は重労働の低賃金。
訪問介護ヘルパーは専門職のため、たしかに時給は高めです。けれども、移動時間、待機時間は無給なので、フルタイムとなるとむしろ施設勤務より稼げなくなりがちです。

私も正直、短時間だからできるのであって、毎日長時間できるかと言ったら、無理…。
介護は神経を使います。訪問介護はとくに、1軒1軒別のお宅に通い、仕事に連続性がない。ケアの内容もそれぞれで違う。デスクに向かって同じ仕事を8時間続ける、というのとは訳が違います。

だからこそ、私のような副業のパートタイマーがたくさん集まって、仕事をシェアし合えばいいんじゃないかと思うのです。


・・・・
事業所の上司(20代の男性社員)と話をしたときのこと。
「こんな短時間しかシフトに入れずすみません」
と言うと、

「いやいや、そんなことないですよ。ヘルパーさんあっての我々ですから。1時間でも入ってもらえたらありがたいです」

「長く続けてほしいです。たくさんはシフトに入れないけど、ヘルパーの仕事は続けたいからと、2週間に1回という方もいますよ。それも全然ありがたい」

「そういう方がたくさん入ってくれたら、いいなと思うんですよね」

そうなのです。実際に働いてみて、週に数時間でも働くのは、十分貢献できていると感じます。

介護は毎日のことであり、「今日がだめなら明日」とはいきません。多くの利用者さんが、たとえばおむつ交換や食事介助が必要で、それって待ったなし。というか、今日も明日も発生すること。

だから、訪問の1コマ1コマが外せない。その時間に確実に、ヘルパーを1人派遣しないといけない。つまり、その時間帯に「体が空いている」ヘルパーが必要です。

うちはわりと規模の大きい事業所で、常勤ヘルパーも多いのですが、受け持っているお宅もまた多い。加えて、介護度が高く、訪問回数が多い方も。

週1回利用の方ならば、発生コマ数は当然週1コマ。けれども、毎日入る方なら、週7コマに。中には、朝昼夜の3回という方も。そうなったら、週21コマということ。

そんな方がたくさんいれば…ヘルパーは何人いても足りません。
現に、私が通っている1日3回の方は、事業所中のヘルパーが入れ代わり立ち代わり入っています。ヘルパーは同じ人が担当したほうがご本人にとって良いと言われるけれど、そうも言っていられず…

そして、ヘルパーだけではどうにも穴が埋まらないから、社員さんもシフトに入ります。でも、社員さんは社員として他の仕事がたくさんある(シフトを作ったり、ヘルパーの研修をしたり、利用者さんの家族の対応をしたり…)。
1コマでも、シフトを減らしたい。だから、私のような超短時間勤務者でも重宝がられるわけです。


・・・・
私が担っているのは週3~4時間。フルタイム勤務の人の約10分の1の労働力です。
でもそれは、私のような人間が10人いれば、1人分の労働力が賄えるということ。

国の推計では、4年後の2025年度には、さらに32万人の介護職員が必要になるそうで。
このときの人数はフルタイム勤務者の人数を言っているのかわかりませんが、仮にそうとしたら、週のうちたった3~4時間を介護労働にあてる人が320万人増えれば、ペイできてしまう。

3~4時間なんて…スマホでゲームする時間や飲みに行く時間をあてれば、いくらでも捻出できますよね…と、周囲のサラリーマンの方々を見ていて思う^^;

日本の正社員は約3500万人だそうですね。10人に1人がワークシェアリングに参加すれば、介護職不足など解消されてしまう。

人員不足が解消されるだけでなく、1人の人がフルタイムで働いて負う大変さを、10人の人がほんの少しずつ分け合う。ほんの少しだから、ストレスもたまらない。つまり、世の中からストレスがなくなる。

…なんて、そんなことを夢想したりするのです。

 

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(猫もシェアリングしてくれるか…な?)


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