働く母。両立メモ

40代書籍編集者・ワーママ歴14年。子供は中3男子・小6女子。両立生活や仕事、学校、ママ友関係、親の介護など、日々の気づきを綴ります。FP2級、家計管理の工夫についても。


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【副業ヘルパー4年目】40代で全く違う業界に飛び込み「新人」になる効用&なかまぁる連載10回目

なかまぁるの最新記事が掲載されました。

介護職員初任者研修の話、今回で最後です。
よろしければご一読くださいませ。
記事も10回目となりました。以降は事業所探し、初めての現場…と時系列に進んでいきます。


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ヘルパーの副業を始めて3年が経ちました。
「本業以外に仕事を持つ」ということは、想像以上に自分の視野を広げてくれたと思っています。デスクワーク中心の会社員と、肉体労働(+感情労働)の介護職、全く異なる世界なのです。

どっぷり浸かっていた会社員の世界を、外側から客観的に眺めるようになった。
本業はお金儲けが目的の営利企業で、ヘルパーはそれと対極にある福祉の世界。

ヘルパーの視点で本業を見たとき、「こういうのが良くないとこだな」と思う反面、「こういうのが良いとこだな」と新たな発見をすることも。

どちらの仕事も、それぞれに魅力があり、楽しさがある。もはやヘルパー業は「副」でもない。差はなくどちらも本業、という感覚です。


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40代半ばで畑違いの業界に飛び込み、まったくの「新人」になったのも、良い経験でした。

この年になると、社内でもそれなりの「えらい立場」になってしまうわけですね。上の世代がどんどん引退し、気づいたら周囲は後輩だらけ。

そうなると、「頭が高く」なってしまうのが人間というもの。新人の頃はあんなに腰が低かったのに…。まあ、誰しも自分がいばっていられる環境が心地よいもんなんです。
けれども、それに無自覚であり続けると、いつの間にか下の世代から、ガンと思われる存在に…。

そんななか、別業界で働くのは、また一番下になること。これがなかなか新鮮で。

ヘルパーの事業所では、私の上司は20代の若い男性です。本業なら、後輩か部下になる年齢の人。しかし、そんなのは関係ない。
たしかに編集職ではキャリア25年だが、ヘルパー職では全くの新人。

色々指示を出されたりするけれど、本業ではいつも指示を出す立場だから、指示を出してもらえるのがやけに嬉しい。
わからないことだらけで、あれこれ聞いたり相談したりするのだけれど、これも嬉しい。いつもは相談される立場だから、「上に頼れる」ことが妙にしみる。

他のヘルパーさんはみんな大先輩なので、教えてもらうことばかり。こんなふうに、「無力な自分」を自覚すると、自然と頭が下がってくる。謙虚になれる。そんな自分が、けっこう好きです。

会社でそこそこの立場になった中年こそ、副業がおすすめだなと思います。慣れきった仕事、慣れきった日常に活を入れる、という意味でも。

 


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