こんにちは。
この連休は奥日光、中禅寺湖に行ってきました。
いろは坂を上ったところにある湖。
中禅寺湖というと避暑地のイメージですが、
ここ数年、毎年2月に訪れています。
というのも、東京ではちょっとお目にかかれない、
素晴らしい冬景色を見られるから。
有名な華厳の滝は、この時期凍ります。
夏には轟音を立てて落ちる滝が、
冬は凍りつき時が止まっている…
なかなか荘厳な眺め。
写真は2年前のものですが、
凍った水が青く見えるところがあります。
「ブルーアイス」というそうで、
とても寒い場所でしか見られない現象のよう。
見とれる美しさです。
そして、中禅寺湖には「しぶき氷」が。
桟橋の根元に、白く見えるものです。
風で飛び散った湖の水が、
凍りついてシャンデリアのように見える現象。
なんでも、このしぶき氷ができるには
いろいろな条件が必要らしく(湖面が凍らないなど)、
関東では中禅寺湖でしか見られないそうです。
まったく知らず、「冬にはこんなおもしろいものが
できるんだな~」と、ありがたみなく思ってました^^;
波打ち際には、まるでサンゴ礁のように
氷がキラキラ光っています。
ちょうど前日に雪が降り、
一気に気温が下がったようで、
さらに氷も育っていたのではないかと思います。
つららもたくさんみつけました。
子どもたちはお約束どおり、剣にして振り回し^^;
木の枝を中に閉じ込めた氷もありました。
透明感がなんとも言えず幻想的。
これだけ素晴らしい氷の彫刻が生まれるだけあって、
ちょっと経験したことのない寒さでした…
前日、日光駅近くのホテルに泊まったのですが、
そちらとは段違いの寒さ。
普通にしているだけで顔が痛かった…
奥日光は、冬は冬で見応えがあるのも、
けっこう知られているのでしょうか。
外国人も多く、いろは坂を登るバスは満員でした。
冬は少しでも暖かいところに行きたくなりますが、
あえてとことん寒いところに行って、
冬にしか見られない景色を見るのもいいものですね。
宿の庭での1枚。
前夜の雪が積もった木の枝を朝日が照らし、
池の水も凍って、心に残る光景でした。
ちなみに、こちらの絵本、とても素敵です。
「これ、中禅寺湖のしぶき氷では?」
という写真も載っています。
以前は冬は寒くて大の苦手だったのですが、
雪や氷の美しさを知って、楽しみな季節になりました。