昨年4月からスタートした、精神保健福祉士の勉強。
1年がたちました。履修期間は今年9月までですが、実質的な授業や課題は7月で終わるので、残り4ヵ月ほど。
1500字のレポートを30本ほど提出します。だいたい2週間に1本ペース。忙しい時期はレポート作成の時間を確保するのが大変でしたが、なんとか仕上げ、残り7本くらいまで来ました。
スクーリングは、昨年の9月の土日に5日間。今度の7月に4日間です。通信教育のため、通学は10日に満たずにすみました。
そして、最大の課題は、現場実習です。
医療分野で2週間(12日間)、地域分野で3週間(15日)と決まっています。
精神障害に関わる資格なので、前者は精神科病院の病棟やデイケア、後者は精神障害者の人対象の作業所などとなります。
いずれも実際に精神保健福祉士が働いている場所です。
医療機関での実習は12月に終えました。実習先は学校が探してくれるのですが、私が配属されたのは、依存症を治療するクリニックのデイケアでした。
主にアルコール依存症の人たちと共に2週間を過ごし、濃密な体験をしました。
これが1回目。
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そして先週から、地域分野での実習に入っています。
実習先となったのは、地域福祉を手広くしている社会福祉法人で、作業所以外にも地域センターや就労移行支援事業所などにも配属され、様々な経験をさせてもらっています。
これが非常におもしろくて。高齢者分野の福祉(介護)をライフワークとしてきましたが、精神福祉を実際に体験したら、こちらも相当やりがいがあるな、と。
あらゆる精神障害の人(統合失調症、双極性障害、うつ、適応障害、強迫性障害、発達障害、知的障害…)と接するわけですが、みなさんと話すのが楽しいのです。なぜかやけに居心地が良くて。
それはなぜなのだろうと考えて、心に病を持つ人はどなたも社会の中で「痛み」を抱え、それゆえの優しさがあるからなのかな、と。
逆に言えば、そうした優しさ、繊細さがあるがため、世知辛い世の中で傷ついてしまうのかもしれないけれど…
心を病んだひきこもりの姉を理解し、接し方を覚えるためにめざした資格でしたが、仕事として本格的に取り組みたいな…と思い始めています。
とはいえ、今回の実習もようやく半分過ぎたところ(3週間は長い!)。まずは無事につとめ上げねば。そして、残りのレポートとスクーリングを終えて学校を卒業したら、来年2月の国家試験に合格しなければ、話は始まらない。がんばらなくちゃ…
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お知らせです。なかまぁるさんの最新記事が掲載されました。
介護職員初任者研修で習った、更衣(着替え)の介助法。実は更衣は事故が起きやすい介護場面だった!?という話です。
よろしければご一読くださいませ。