働く母。両立メモ

40代書籍編集者・ワーママ歴14年。子供は中3男子・小6女子。両立生活や仕事、学校、ママ友関係、親の介護など、日々の気づきを綴ります。FP2級、家計管理の工夫についても。


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【住宅ローン完済】前の住まいのローンからトータル22年の返済生活、ついに終了。今回変動金利を選んだのは大正解でした

先日、住宅ローンの残額を一括清算しました。

前の住まいを買ったのが2002年、22年前。10年後の2012年に、今の住まいに買い換えました。その間、ずっと住宅ローンを払い続けてきました。

ようやっと住宅ローンから解放された…。登記所で抵当権の抹消登記をしてきました。

世の中には、住宅ローンが超低金利な今の時代、無理に繰り上げ返済しなくていい、その分のお金を投資に回した方が……という言説があるけれど。

たしかに、理屈ではそのとおり。でも、「借金を抱えている」という状態が嫌だったのです。
私はケチな性分で、「得する」ことより「損する」ことに非常に敏感(^^;)利息は1円でも多く払いたくない。

2年前に、まとまった繰り上げ返済をし、どかっと残額が減りました。

あの後も、少しお金がたまったら繰り上げ返済を行い(私は繰り上げ返済が大好きなのです^^;)、返済期間の残りはあと2〜3年というところだった。毎月の利息分は数千円レベルまで下がっていました。

毎月の返済額は、2年前の繰り上げ返済で半額になったから、月々の負担も少なく、「放っておけば終わる」ところに来ていたけれど。

でも、「持っていたところで、何も生み出さない」「どころか、(数千円に過ぎなくても)毎月利息が発生する」ものを、いつまでも持っておく理由もない。
さっさと手放してしまうに、しくは無し、と。

元々、上の子が中学を卒業する2025年の3月を、完済の目標にしていました。それが1年早まった形です。


・・・・
いざ完済してみて…
「借金ゼロ」というのは、本当に清々しいです。
夫と(というか家族で)「完済お祝いディナー」をしました。

「かんぱーい!」ならぬ「かんさーい!」
22年のお勤めを果たした感覚。ひと仕事終えました。肩の荷がおりたなあ。

2回目の住宅ローンである今回は、とくに金利面で緊張感がありました。

1回目の住宅ローンは、当時誰もが借りていた住宅金融公庫からの借り入れでした。現在フラット35を取り扱っている、住宅金融支援機構の前身ですね。

金利はなんと、2.6%(10年後からは4%に上がる)。しかし、2002年当時はバブル崩壊からまだ10年。バブルの頃は固定で5%なんていう世界でしたから、2.6%で低いと言われる金利だったのです。

変動金利にいたっては、バブル期に7%や8%まで上がり、その記憶もまだ新しく、変動で借りるケースは少なかったと記憶します。住宅金融公庫の固定金利で借りるのが王道とされていたのです。

それが、10年経った2012年、金利の主役は変動になっていました。銀行から提示された金利は、0.875%でした。

えっ、0%台ってどういうこと!?
0.3%台の変動金利もある今なら、0.875%は高く感じるけれど、2.6%で借りてきた身としては驚愕の数字でした。

一方で、当時の固定金利(フラット35)は2%くらいでした。変動金利との差は1%以上。
「変動は危ない、住宅ローンは固定にすべき」と刷り込まれてきたけれど…この差はあまりに大きい。よくよく考えた結果、変動金利を選びました。


・・・・
変動金利は、たしかに「金利が上昇するかもしれない」リスクがあります。
けれども、当初金利が10年続いてくれさえすればいい、と考えました。というのも、10年経ったら繰り上げ返済で、一気に元金を減らすつもりだから。

住宅ローン控除(減税)がある間は、控除率1%(当時)に対して0.875%のローン金利で逆ザヤが発生するので、繰り上げ返済はせずに元金を保っておく。控除で返ってきたお金は貯めておきます。

そして、ローン控除がなくなる10年後に、これまで貯めてきたお金でどかんと繰り上げ返済する。それによって元金が減れば、たとえその後に金利が上がっても、ダメージは少ない。
…そういうシナリオでした。

金利が10年間上がらないかは賭けでしたが、当時の経済状況を見るかぎり、上がっていく要素がないかな、と思いました。
銀行の契約担当の人に、
「あくまで個人の意見ですが、当分金利は上がらないと思います。自分も変動金利でローンを組んでいます」
と言われたのにも背中を押されました。

変動金利のリスクに対しては、「余裕資金がある」ことが最大の備え。低金利であること自体が、余裕資金を生み出してくれました。

金利が低いと、毎月の返済額も減るわけです。減った分を住宅ローン控除と同様、貯めておけばいい。


・・・・
結局、賭けに勝ちました。10年間、いっさい金利は上がりませんでした。
半年に1回、銀行から金利の見直し表が送られてきましたが、一度も変わらなかった(もちろん、下げてくれることもなかったけれど)。

運が良かったです。日本経済としては、だいぶまずい状態じゃないかと思うけれど、自分の家計としては本当に助かった。「逃げ切った」という感想です。

ひやひやしながら金利の動向を眺め、いざ上昇局面に入ったら、貯めている繰り上げ返済分をあてようと思っていましたが、途中使わずにすみ、計画通り10年後に使うことができました。

変動金利を選んで正解だったな、と思います。たしかにリスクはあったけれど、低金利の恩恵はあまりに大きかったです。次回、その点を検証してみようと思います。


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