いよいよ4月も終わり…
臨時休校から早2ヵ月。
緊急事態宣言から3週間が過ぎました。
長引く休校・外出自粛に、
多くの人がストレスをためていると
日々報道されますが…
そうやって報道されることで、
「そうか、この状況は“ストレス”なんだな」
と認識させられてしまうところもある(*_*)
メディア業界の片隅に身を置く者として、
針小棒大に話をふくらませ、不安を煽って
読んでもらおうとする手法なのは、
理解できるけれど…罪深いことです。
ストレスだと思ったとたん、
急にその状況が耐えられないものになる。
そういう面ってあると思います。
けれども、問題はこの状況が
「自分では変えられない」ものであること。
なんといっても、相手は天災なので…
どうしようもない状況に対して、
ストレスや苛立ちを覚えても、
自分がつらくなるだけ。
「たんたんと受け入れ、
嵐が過ぎるまでじっと待つ」のが、
消耗しないための知恵。
そして、「良い面」にだけ目を向けること。
現在の状況、「悪い面」を見つけようと思ったら、
いくらでも見つけられますよね^^;
いくらでも、自分の心配、不安、ストレス、
苛立ちを煽ることができる。
43年生きてきて思うのは、
結局物事は「良い方向」に考えたもの勝ち、
ということ。
よく言われる
「コップにあと半分しか残っていないと考えるか、
まだ半分も残っていると考えるか」
ではないですが、
何事もやっぱり考え方次第なのですよね…
どんなことにも「良い面」に光を当てれば、
毎日ハッピーでいられる。
私が仕事でお会いした、「生き方上手」と
される方は、みなそうでした。
まだまだ修行が足りないので、
いつでもそう思えるわけではないけれど、
常に自分に言い聞かせて…
・・・・
さて。
この自粛生活、私は結構ハッピーに
過ごせています。
自粛の理由が理由だけに、
「ハッピー」と言ってしまうのは
不謹慎、語弊があるかもしれないけれど…
あくまで私の「精神状態」の話として。
「良い面」だけに目を向けるように
しているから、「良い面」がいくらでも見つかる^^
・普段のような、せわしなさがない
ワーキングマザーとしての毎日。
仕事帰りに子供を学童に迎えに行って、
習い事に連れて行ったり、
帰宅後はすぐに夕食、勉強させて
お風呂に入れて、寝つかせて…
そのせわしない日常を愛しているけれど、
子供が学校に行かず、自分も在宅で
時間に追われることのない今の生活は、
体も心もラクだなあと…
このペースにすっかり慣れてしまい、
かつての生活に戻れるのか心配^^;
・「市場チェック」をしなくていいから心穏やか
これは仕事のこと。
私たち書籍編集者は、常に市場、
つまり書店を見て回り、
他社の売れている本をチェックして、
企画を考えるわけですが…
実は疲れるというのが本音(*_*)
いや、本も書店も大好きなので、
ただ書店めぐりをするだけなら最高なのだけど、
他社の売れている本というのは、
つまりライバルの成功を見せつけられるわけです。
とくに、なかなかヒットが出せていないときは、
心折れますね…
また、常に市場動向にアンテナを
張っているのは、神経的にしんどい。
立て込んでいるとき、なかなか書店に行けないのも、
「ちゃんと市場チェックできてないな」と焦燥感が…
しかし、今はなんといっても、
書店に行きたくても書店がやってない^^;
仕事的には大変困ることだが、
市場チェックを小休止できるという点で、
個人的には心穏やか。
・人と会わないから気疲れもない
外出自粛だから、当然家族以外の人とは
ほとんど顔を合わせないわけです。
せいぜいメールやLINEでのやりとり。
人と触れ合い、話をするのは楽しいけれど…
気を使うことも多いですよね^^;
悩みの9割は人間関係とも言われるし。
人と人が交わるところに、
トラブルやストレスは生じがちです。
私はもともと非社交的で、
人と合わせるのが苦手なので(*_*)
人と会わなければ、気疲れすることも
ストレスを感じることもない。
これも、束の間だけれど解放感を感じています。
子供たちについても、学校に行かないので、
友達関係のトラブルなどが皆無。
当人はもちろん、こちらも心穏やかに過ごせる…
・家族と、猫とたっぷり一緒に過ごせる
非社交的であり、内向きな私は、
家で家族と過ごせれば充足できる質。
話し相手は夫、子供たちがいるから、
十分かなと…
加えて、普段は留守番させることの多かった
猫たちと、ずっと一緒に過ごせる。
これ以上のハピネスはない(*^^*)
・現段階、健康に過ごせている
これが一番幸せなこと。
検査をしてないから、本当に
感染していないかはわからないけれど…
少なくとも今のところ、
自分も家族も元気に過ごせている。
感染しないための自粛生活なわけだから、
目的は現状、十分果たせている。
これ以上の「良い面」はないでしょう。
また、自分の周囲でもまだ感染者は
出ていない。
感染源にならずに済んでいるのも、
ありがたいこと。
・・・・
その他、子供と一緒に運動するので体力アップ、
ずっと家にいるからお金を使わないで済む…
と、「良い面」はたくさん。
「良い面」だけを考えるのは、
決して「現実から目をそらす」ことではなく。
現実自体に、良いも悪いもないのです。
あるのは自分の解釈だけ。
明るい気持ちでいられれば、
免疫力も上がり、きっとコロナも寄せつけない!
自分の気持ちは、自分の力で
明るい方に持っていく。
大人がそうすることで、
子供も明るく、ストレスを感じずに
休校期間を過ごせるだろうと思います。