コートを買い替えました。
コートは基本的にシーズン中、1着しか着ません。一度買うと、裾が擦れてきたりするまで、4~5年は使い続けます。
これまで着ていたコートも、おそらく5年は使っていた(いつ買ったか、ちょっと記憶がない…)。まだ着ようと思えば着られるけれど、所々傷んできたので、そろそろ替え時かなと。
コートはずっと、「ライナー付き」を使ってきました。ライナーとは、取り外しができる裏地です。
(ボタンで付け外しする)
アウターは厚みがあるので、保管を考えてできる限り数を持ちたくないのです。11月、まだ真冬のコートには早いという時期には、ライナーを外して、薄手のコートとして着る。12月に入り、いよいよ寒さが本番になったら、ライナーをつける…
そんなスタイルでした。
…しかし、ライナー付きコートはあまり人気がないのか?同じメーカーで探しても、同様のものがもう売っていない(*_*)
他のメーカーで探してみても、ピンとくるものがない。…というか、ありはするのだけれど、ライナー付きコートはどれも高いのです。
5年前に今のコートを買ったときも、高かったのだろうか…覚えてないけど。
そもそも、ライナー付きにこだわる必要があるんだろうか。今さらだけど、はたと思った^^;
真冬用のコートと秋用のアウター、両方持って使い分ければいいじゃない。秋用のアウターなんて、コートほど分厚いものじゃないんだし。
…ということで、ライナー付きはやめることに。2WAYで使えるというのは、そのお得感が素敵だったんだけど…。それより今は、重視すべきことがある。それは、機能性。
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子供が生まれてからの10年以上、往復6kmの道を毎日自転車で通勤しています(今でこそ在宅が多くなったものの)。
自転車ユーザーにとってきついのは、なんと言っても「寒さ」。
冬はもちろんのこと、春秋も思った以上に肌寒いもの。とくに「風」は天敵と言える(*_*)
「防風」が重要なのです。そして、防風機能に長けているのが、いわゆるアウトドアメーカーの商品。
THE NORTH FACEとかpatagoniaが人気ですが、私は何と言ってもmont-bell(モンベル)。なぜなら安いから^^;
海外ブランドは軒並み高いんですが、国内メーカーのモンベルはぐっと価格が抑えられている。また、日本人の体型や好み、日本の気候に合わせて作られている(ように思う)。
もちろん安いだけじゃなく、機能性も高い。数年前に子供とお揃いで購入し、重宝しているのがこちらのウィンドブレーカー。
(シーズンオフでしまってあり、しわくちゃですみません^^;)
生地は薄いので、あくまで「少し肌寒いとき」用なのだけど、自転車に乗る場合にはその時期が結構長いのです。
そして、このアウターを着て、「ウィンドブレーカー」という言葉の真の意味がわかった。文字通り、風を遮断してくれる。
薄いんだけど、かっちり風を遮ってくれるんですよね。そして、風を防ぐだけで、体感温度が下がらない。
この防風機能の高さ、やっぱりアウトドアメーカーなんだよあ…
また、薄くて軽いから、小さく折りたたんでバッグに入れておける。夏のクーラーでちょっと寒いときなどにも、羽織っったりしています。
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前置きがだいぶ長くなったんですが^^;
「コートだって、機能性重視で選ぶべきじゃない?モンベルならきっと安いんじゃない?」
そう思い、思ったとおりにモンベルで良いコートを見つけられたのでした^^
「ハスキーコート」という商品。緑色が良い。
何が嬉しいって、2万1000円!
ファストファッション並み、とは言わないけれど、だいぶ安い。
中の裏地はダウンになっているけれど。パッと見はすっきりしたコート。
驚くのは、その軽さ。ショップで試着したとき、あまりの軽さに「これで防寒できるの?」と不安になったほど(店員さんに「大丈夫ですよ」と太鼓判を押されましたが)。
重さを測ってもみたところ、0.8kgでした。一方、これまで使っていたライナー付きコートは1.2kg。むむ、400gも違うのか…。
たしかに、今まではコートの重さで肩が凝る感じだった。それだけインナーが暖かったということでもあるのだけど。
一方、モンベルのほうは…
着ていて、肩が全然凝らない。ふわっと乗っている感じ。これが400gの差なのだなあ。
「暖かさ」という点では、最初ライナー付きコートのほうが上かな、と思いました。ライナーがふわふわ素材で、直接暖かさを感じるものだったので。
しかし、数日着ていると、モンベルのほうが暖かさでも優れているのがわかった。
直接的な暖かさというより、体温を逃さない、外の寒さを入れないというか。ダウンの質が良いようです。
また、さすが冬山を知り尽くしているメーカー、寒さが入ってくる首元や袖口に工夫が施されている。
首はファスナーとボタンを締めると、顎まで包まれる。フードとともに、これで首周りはがっちりガード。マフラーがいらない。自転車に乗っても、風の入る余地なし。
私が気にっているのが、袖口。
こんな感じに、やはり風が入ってこないようになっています。
ポケットも、手を入れたとき暖かい布地が取り付けられている。いちいち至れり尽くせり^^
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このコートのおかげで、冬の外出が楽しみになった。
昨年の「買ってよかったもの」を年末にまとめましたが。
このコート、早々に今年の買ってよかったものナンバー1だわ。
…いやいや、実はもう1点控えている。
秋用のアウター、コートと一緒に早めに買っておいたのです。もちろんモンベルで。
「クリマプラスシーリング ライニングジャケット」。
モンベルのフリースの中でも、もっとも保温性、防風性が高いもの。ランクがあり、どうせなら一番高性能を、と。それでも1万2600円なのだからありがたい。
先のコートと合わせても、税込みで3万7000円ほど。たぶん、これまで着ていたライナー付きコートより安いと思う^^;
このフリース、まだ使ってみたことはないのですが、試着した限りはとても暖かい。モンベルの防風機能はお墨付きなので、さぞかし自転車でも快適だろう。
こちらのフリースが、コートとナンバー1を争うかも…?と思っているのです。