昨年度、コロナにより中止になった、小学校の登校班。
結局、中止は3学期も継続。1年間、登校班なしとなりました。
うちの小学校の登校班は、PTA主導の完全保護者任意。昨年度末、各登校班に対してPTAより、
「次年度、登校班を復活させるかどうか、登校班内で話し合ってください」
とのお達しがありました。
うちの登校班ではLINEグループを作っていますが、グループ内でアンケートをとったところ…
「復活させたい」は0人だった^^;
他の班も同様だったようで。
今年度、全校的に登校班なし、個別登校継続となりました。
…やめてわかった。本当に、登校班は不要だった^^;
朝の付添い当番もなくなったし、何よりしょっちゅうメッセージの入るグループLINEがなくなり、保護者としては解放感が大きい。
コロナが収束しても、おそらく来年度も登校班は復活しないだろう。「なくても何の問題もない」って、みんなわかってしまったから。面倒なことがたくさん発生するのがわかっているのに、わざわざ復活させる理由がない。
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コロナ下で変わったのは、登校班だけではありません。PTA自体も大きく変わりました。
うちの小学校はPTAの役員が10名ほどおり、その人たちが様々な活動を決め、各家庭が参加する形になっています。
私が初めて小学校のPTAに参加した当時、つまり上の息子が入学した5年前は、PTAの役員は、同じ人が何年も就任していました。
小学校に入る前、上の子がいるママ友に、「PTAの役員は、やりたい人がいて、その人たちがずっとやってるんだよね」
と聞いていました。
子供が数人いるお母さんなら、10年以上学校に在籍していてもおかしくない。「ずっとやっている」は、あながち大げさな表現ではないかもしれません。
たしかに、息子が1年生のとき役員だったお母さんたち。翌年もやっぱり多くが役員をやっていました。
けれども、下の子の卒業とともに、その次の年は何人か減り、さらに次の年にも減り…。
昨年度、息子が5年生のときには、当時の役員のお母さんは2人しか残っていなかった。
昨年度の役員には、これまで役員経験のなかったお母さんが多く就任していた。
これまでととくに違ったのは、ほとんどがワーキングマザーだったこと。
かつての役員たちは、ほとんどが専業主婦で、昼間に活動日を設けてくることが多かったのです。
(平日昼間に「保護者同士の親睦ランチ会」を開催していたこともあったなあ…。ほとんど参加者いなかったらしいけど)
ワーキングマザーがメインとなり、「保護者の時間をとる、ムダな活動は減らしましょう」という空気感になったのが伝わってきた。
そもそも昨年はコロナのため、いっさいのPTA活動が行われなかったことはあるものの…
そして今年度の役員、いよいよ「長年やっている」お母さんは1人だけに。
(彼女の子はうちの息子と同じ6年生なので、来年度はついに卒業)
5年前と比べ、すっかり「新しい」メンバーとなりました。
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今年度は、コロナの状況を見ながら、かつてのようにPTA活動を再開させることになったようですが。
まず驚いたのは、「全家庭参加」ではなくなったこと。
これまでは、各家庭がいずれかの活動に必ず参加しなければなりませんでした。
活動は、ベルマーク回収だったり、運動会の警備だったり、広報だったり、図書ボランティアだったりするのですが…
全校生徒数が約550人、きょうだいのいる子が多いとしても、家庭数は250ほどにはなるか。
その全員が参加する必要は…全くない^^;
実際に、どの活動も人手が余っているのです。でも、「全員参加」「平等性」が最重要視されているため、人は減らさず仕事を増やす。結果的に、ムダな作業が増え、効率も悪くなっていました。
「全家庭強制参加」がPTAの代名詞。
「今年は何やる?」が年度初めのママたちの話題の定番だったが…
なんと、今年から希望制になった。
参加者は「サポーター」とされ、PTAより「サポーター募集します」というお知らせが回ってきたのでした。
以前は、毎回年度末に、次年度のPTA活動の応募表を渡され、「第3志望まで書いてください」と、「絶対に参加してもらいますよ」という強制感満載だったのだが…(*_*)
今年度は、LINEのオープンチャットでの募集。参加を集う文面も、かつては正直「上から目線」感が強かったのだが、今回は「ご応募ください♪」的な、フランクな雰囲気が前面に出ている。
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PTA、完全に変わったな…
代替わりを痛感しました。
活動の内容自体もだいぶ変わっていました。
ほとんど「試食会」と化していた学校祭りも。
今年度はその姿を消していた。やっぱり、「この祭り、いらない」という声が多くあがったのだろうなあ。とくにスタッフ側から^^;
時代は、変わる。
人が変われば、組織も変わる。
そもそも、PTAの役員がみなワーキングマザーになったのも、時代の流れだと思うのです。
息子の学年は、幼稚園出身の子が多く、学童利用者数も少なかったが、3つ下の娘の代はほとんどが学童を利用していた。
上の子と下の子で、ちょうど時代の変わり目にあるようで。両方の保護者の人たちを見て、違いをおもしろく感じています。