働く母。両立メモ

40代書籍編集者・ワーママ歴14年。子供は中3男子・小6女子。両立生活や仕事、学校、ママ友関係、親の介護など、日々の気づきを綴ります。FP2級、家計管理の工夫についても。


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【内申点重視の都内高校受験】かつては当日試験だけで入れる私立がたくさんあったのに…「併願優遇」制度で通知表の良くない子に受難の時代

今日は都立高校の合格発表日でしたね。昼間、制服姿でお母さんと歩いている中3生をちらほら見かけました。入学手続きの帰りでしょうか。

わが家の息子は4月から中3。いよいよ受験生です。
半年前から塾に入り、週3回通っています。塾のおかげで成績が劇的に上がり…と言えたらいいんだが、残念ながら全くそんなことはなく。「じりじり少しずつ上がりつつある」という微妙な表現にとどめておきます^^;

それにしても驚くのは、今の東京圏の受験システム。こんなに内申点(学校の通知表)重視になっているとは。
私が高校受験生だった32年前(!)は、内申が重要なのは都立だけでした。もちろん、私立も推薦などの枠には必要だったと思いますが、どこの私立も当日の入試の点数で合否が決まりました。偏差値の高い学校も内申は参考程度、「1や2がなければいい」といった程度だったと思います。

自慢じゃないですが、私は定期テストが苦手でした。内申点が全然とれなかった。だから、都立は端からあきらめていたし、当時は受けられる私立もたくさんあったので、私立に的を絞って国数英の3教科だけがんばっていた。
3教科で合格できる。なんといっても、それが私立の魅力でした。そういう「逃げ切り」をした人は、私以外にもたくさんいたはず…。

しかし、今と昔と決定的に違うのは、中高一貫校では高校からの募集を停止したところが多いこと。
私の母校も都内の中高一貫校ですが、数年前に高校からは入れなくなりました。中学からだけです。当時はほとんどが高校からで、中学からの生徒は4分の1というところだったのに。
もうひとつ受験した私立校も、やはり高校は募集停止。私は私立を全部で4校受けたのですが、そのうち半分が、今なら受けられない。つまり、高校受験できる私立校の数自体、減っているということです。

・・・・

とはいえ、今も高校から募集している私立はたくさんあります。けれども、その多くが「併願優遇」というのをしていまして…

併願優遇とは、簡単に言えば「早めの合格内定」。これをとってあると、仮に本命の都立高校を受験し、落ちてしまっても、そちらの私立高校に間違いなく入れるという仕組みです。
今、少子化で、どこの学校も生き残りをかけ、生徒確保に必死なのですね。生徒側も、早い段階で確実に行ける高校が決まるのは、大変安心(とくに親が)。
しかし、この併願優遇の合否は、内申点で決まるのです。それがわりと、高めの設定になっている。

一般入試の募集枠もあるのですが、ほとんどが併願優遇での募集になるそうで。つまり、「私立も内申点重視」というのが今の高校受験なのです。
もちろん、併願優遇はやらず一般入試の点数だけで合否を決める高校もあります。が、それはいわゆる「高偏差値高校」。いくらでも受験生が集まる人気校です。でも、そこはそもそも狭き門…。
かつての私のような「内申は悪いけど、3教科だけで一発逆転」という方法は、もうほとんど通用しないということです。

・・・・
いやはや、きっついなあ…。なにがきついかって、わが息子も私と同様、内申がよくないということ^^;
かといって、3教科でぶっちぎれるほどの学力も、今のところない。いったいどこなら合格できるんだろう…。

あーあ、私も高校・大学と受験戦争をくぐり抜けてきて、「もう受験はこりごり」と思っていたのだけど。
こうして自分の子どもによって戦線に戻され、「またこれやるの…」という、うんざりした気持ちにさせられています(>_<)
まあ勉強するのは私じゃなく子どもなんだけど、どうしたってやきもきはしてしまう。心に波風の立つ1年となりそうです。

 

「受験?なにそれ。食べられるの?」


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