だいぶ遅い話ですが。
GWは石川県の金沢に2泊してきました。
金沢は、実は思い出深い場所。遡ること35年前、小学5年生の時に、初めて家族で「旅行」に出かけたところで。
それまでは、泊りがけで行くと言えば、父の栃木の実家くらい。当時は今のように、家族旅行が当たり前の時代ではなかったので、まあそんなもの。
兼六園に行き、「私はこういう美しい庭園を見るのが好きなんだな」と“発見”したことも覚えています(以来、庭園好きは現在も)。
また金沢に行きたいな…とずっと思っていたけれど、なにせ東京から北陸へはなかなか行きづらくて(*_*)
35年前の家族旅行も、延々車で行ったのでした(長時間のドライブに、ひどい車酔いとなり、PAの駐車場で吐いてしまったバッドな思い出も^^;)。
しかし、北陸新幹線の開通で、一気に行きやすくなった!
開通からだいぶ時間は経ちましたが、ついに金沢を再訪する機会が訪れました。
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3連休初日の5月2日。
金沢駅に降りて、まず驚いたのは、すごい人(*_*)
東京駅の北陸新幹線のホームでも、人が溢れていたので、もしやと思っていたけれど。想像以上の人、人、人。
あとで知りましたが、この日の金沢はコロナ禍前に近い人出だったそうで。観光客が戻ったのは喜ばしいことだけれど、あの混雑ぶりには参った^^;
どこに行っても混んでいて、どの店にも人が並んでいる。市内を回るバスも混んでおり、バス停に並ぶのを避けて、ひたすら歩いていました(苦笑)
さて。
最終日は午後早くに東京へ発つ、短い旅程。加えてこの混雑ぶり。そう多くは見て回れず、メインどころを押さえるのに精一杯。
(能登半島にも足を伸ばしたかったけれど、とてもとても。それは次回のお楽しみに…)。
ごく一部をのぞいただけですが、しかし、あらためて金沢、素晴らしいところでした…!
日本三名園のひとつである兼六園が素晴らしいのは当然として。
観光地として、古くから発展している城下町。街並みは美しく保全され、表通りだけでなく、ちょっと裏道に入っても情緒がある。
町家があちこちに。
もとは薬屋や油問屋だった建物を、外観はそのままに、中は新しいレストランだったりする。
新旧の同居がごく自然になされている。しかし、決してそれは簡単ではないだろう。街全体、市全体の努力の賜物と思います。
古い街並み好きにはたまらない場所^^
今回、とくに行きたかった、ひがし茶屋街。
フォトジェニックすぎる~~
甘味処。
加賀棒茶のかき氷を食べましたが、これが美味しかった!
そう、石川県と言えば、加賀棒茶。東京でも手に入り、好きで時々飲んでいたけれど、やっぱり本場で飲む味は違う!
これは他のお店だけれど、とても美味しいペットボトルの加賀棒茶を売っており、滞在中に何本も購入しました。
ペットボトルでこのまろやかな甘みを出せるのは、すごい…
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茶屋街と並び、もうひとつ、今回の旅行の大きな目的だったもの。それは、海鮮。
金沢は海が近く、魚介類が新鮮で美味しいと聞いていました。絶対に、お寿司を食べて帰らねば…と心に誓って。
向かったのは、茶屋街からも近い、近江町市場。「金沢市民の台所」と呼ばれる、魚介を中心にした生鮮食品の市場です。一大観光地でもあります。
そして…なんだこの混雑は!!
身動きがとれないほどの混雑ぶり(*_*)
この写真は初日の夕方に行ったときのものですが、どこのお店もすでに超満員。お腹が空いているのに、とてもじゃないが2時間も3時間も待てない…
ということで、翌日の昼に出直すことにしました。
結局2時間待ちだったけど、受付パネルがあり、待ち時間中は自由行動ができた、こちらの店に。
結論から先に言います(笑)
お寿司、めちゃめちゃ美味しかった…!
金沢はのどぐろのお寿司が有名なのですが、生ののどぐろなんて、たしかに東京じゃ食べたことがない。近くで捕れるこの地だからこそ、なのでしょう。
のどぐろのお寿司、あまりの美味しさに、大げさじゃなく涙が出てしまった^^;
脂がとろりとして、でも淡白で、甘みがあり。こんなの食べたことない…感動的でした。何皿もお代わりしてしまった。
他のネタも、どれも新鮮・身がプリプリで美味しかったのですが、これまた涙が出るほど感動したのが、白エビのからあげ。
臭みゼロ、これまた淡白だけど甘みがある。こんなのやっぱ東京じゃ食べられないわ~~。あぁ、金沢に来て本当によかった。。
近江町市場も、お店をのぞくのが楽しかったです。ホタテだのカキだの、とれたての魚介が所狭しと並んでいる。
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見るべきものを見、食べるべきものを食べて、もうひとつ、ちょっと見ておきたいと思ったものが。
北陸の海と言えば、日本海。関東に住んでいると、出かける海は太平洋ばかりで、なかなか日本海を見る機会がありません。子どもたちも、そういえば日本海は一度も見たことがないから、見せておきたい。
せっかく海の近くなのだから、少し足を伸ばして海岸に行ってみよう、となりました。
金沢駅から最寄りまで電車で20分ほど。そこから約1.5km歩いた先にある、内灘海岸。
見渡す限りの水平線。清々しい!
日本海だから、海に夕日の沈むところが見られるのでしょう。残念ながら、この日はその時間までいられませんでしたが。
5月はちょうど、ビーチコーミングが楽しめる季節。貝殻をたくさん拾い、旅行の思い出として持ち帰りました。
私が気に入っているのは、ウニの殻。
1日平均1万5000歩以上歩き回り(苦笑)、大満足で(くたくたになって)旅を終えました。
金沢、よかったなあ~
次はぜひ、能登半島に行ってみたい。富山の黒部ダムにも行ってみたい(遠いらしいけど)。