新緑の季節。
蝶が飛び回り、花は鮮やかに咲き。
自然観察にもってこいの時期ですね。
この時期、磯遊びにも最適なのです。
海の温度が冬と比べて上がり、
夏ほど日差しも強くない。
海の生き物たちも動き出し、
ムラサキウニなんかを獲ることができます。
…とはいえ、もちろん山にも海にも
行けない^^;
けれども、遠出をしなくても、
自然観察は自宅の周辺で十分楽しめる。
よーく目をこらし、耳をすますと、
たくさんの植物や生き物が息づいています。
忙しい日常の中、なかなか周囲をじっくり
観察する余裕がなく、
自然の移り変わりを見逃していますが。
今年の春は毎日散歩に出かけ、
桜の蕾が膨らみ始め、開花するまでの
過程を見届けることができた^^
・・・・
いざ、自然観察をしに、子供と散歩へ。
(もちろん人の少ない場所を選んで!)
自然観察を楽しむには、
「この花なに?」「あの鳥は?」
と、花にせよ鳥にせよ、発見したとき
すぐにわかることが重要なポイント。
スマホで親が検索することもできるけれど、
探し出すまでちょっと面倒だし
(どう検索するかが難しい)、
子供自身が自分で調べる方が興味が増す。
勉強にもなる。(←親としてはココ大事^^)
子供に持たせるのが、この本。
新書サイズのポケット図鑑。
コンパクトなので、子供のリュックにも
入ります。
この本、長年愛用していて。
小5の息子が保育園児のときに買い、
今は小2娘に受け継がれています。
文字通り「自然観察」。
「野山」「公園・庭・街」「川・池・田んぼ」「海」
などとカテゴリが分かれ、
それぞれの場所で見られる代表的な植物や
生き物が挙げられている。
図鑑としては「食い足りない」
ダイジェストなのですが、
そこがいいのです。
必要最小限が過不足なくまとめられている。
海に行くときも山に行くときも、
街中の散歩のときもこの1冊で事足りる^^
度々眺めるのが、雑草(野草)のページ。
雑草はそれこそどこにでも
生えていて、遭遇率が高い。
「これ、何ていう草かな?」と
探すのは、子供も楽しいよう。
普段は振り向かれず邪険にされる雑草が、
素晴らしい観察対象に昇格する^^
そう、子供は雑草でも、観察するのが
楽しいのです。
「花の形が同じ」「葉っぱも一緒」と
照合することで、観察力も養われる。
この本に載っていない雑草もよくありますが^^;
そこはスマホでフォローということで。
基本的なものは網羅されています。
鳥も、都会で見かける野鳥は
たいてい載っています。
私はこの本で、ヒヨドリとムクドリを
覚えました。
・・・・
ポケット図鑑、とてもおすすめです。
他にも同シリーズで「水の生き物」
というのも持っています。
(息子が変なシールを貼っている^^;)
先日、近所の書店で(密にならないように注意!)
息子が「これほしい」と見つけた本。
野鳥図鑑。
以前の記事にも書きましたが、
わが家のマンションの裏に
釣り堀公園があり、そこに様々な
野鳥が集まります。
サギからハクセキレイ、
ウグイス、カワセミまで。
(バードウォッチャーの間で
有名になったのか、
夕方になるとカワセミを見るために
黒山の人だかりになってる^^;
ちょっと皆さん、密ですよ~)
この休校期間、ずいぶん野鳥が
観察できたので、
息子が鳥をもっと知りたいと思ったよう。
この本は、よく見かける野鳥を
最初の方に並べており、見つけやすい。
鳴き声が書かれているのがいい。
鳥は葉っぱに隠れて姿が見えないことが多く、
鳴き声で識別したいので。
散歩中、桜の枝をくちばしで
つついている小さな鳥を発見。
調べてみると、コゲラかな?
写真と照合しても、姿形が同じ。
へ~、日本一小さいキツツキなんだ。
キツツキが木をつつくのは
巣穴を作るためと思っていたけど、
木の中にいる虫を食べるためでもあるのか…
知らなかった、勉強になりました。
コゲラは市街地でもよく見かける
鳥だそう。
他にも、ただ気づいていないだけで、
知らない野鳥が近くにたくさんいそう。
草花にしても、今の時期は
多くのお宅の庭に、美しいバラが
咲いている。ツツジもまだ満開。
ポケット図鑑を片手に、
まだまだ散歩を楽しみたいと思います。