働く母。両立メモ

40代書籍編集者・ワーママ歴14年。子供は中3男子・小6女子。両立生活や仕事、学校、ママ友関係、親の介護など、日々の気づきを綴ります。FP2級、家計管理の工夫についても。


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【選択的夫婦別姓】認められたら、真っ先に旧姓に戻したい。夫の姓に変わって23年、年々違和感が募るばかり&なかまぁる連載12回目

先週のことになりますが。
経団連が「選択的夫婦別姓制度」の導入を求める提言をして、話題になりましたね。

これですぐに自民党が動くとは思わないけれど…いよいよ、じりじり「追い詰めてきた」な、と思います。

夫婦同姓を法律で強いているのは、世界で日本だけ。改姓するのはほぼ女性であることに、「女性差別だ」として国連からも勧告を受けている。

これだけジェンダー平等に敏感になっている世の中、そろそろ無視を決め込むのは厳しいのでは?
10年以内には、夫婦別姓が可能になっているんじゃないかと期待します。

根強い反対派がいるようだけれど、おそらく高齢世代。その方々が続々と鬼籍に入る20年後には、遅くとも実現しているのではないかと。


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選択的夫婦別姓制度となったら…私は真っ先に、旧姓に戻したいと思います。

夫婦間の関係性はまったく関係なし。私自身のアイデンティティの問題。
夫の姓になって、23年。夫には悪いが、正直言って…この姓に、まったく愛着がもてない^^;

やがては慣れるかな…と思っていたけれど、仕事では旧姓使用のこともあり、使う場面はごく限られる。だから、いっこうに慣れない。というか、「慣れたくなかった」というのが本音。

はっきり言って、改姓させられたのは「屈辱」です。
改姓“させられた”と、あえて書く。だって、男女どちらかが改姓しないと結婚できないのだから。

自分の名字を「捨てる」ことに、本心ではまるで納得がいっていなかったし、嫌だった。
でも、当時(というか今も)女性が改姓するのが「普通」だったし、それに抵抗するほどの強さも、24歳の自分にはなかった。
受け入れなければならないことなんだろう、と思った。今ほどジェンダー平等が言われていなかった当時は。

でも、やっぱり心ではまったく納得できていなかったから、仕事では旧姓を通した。
仕事で旧姓を使えているから、日常生活で夫の姓を名乗るのも、「まあ仕方ない」と受け入れていた。というか、受け入れざるを得なかった。


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だけど、時代は変わった。「結婚するなら夫婦同姓が当たり前」だったのが、世界的には「当たり前」でなくなった。
結婚で女性が姓を変えさせられるのは「女性差別」、それどころか「人権侵害」と言ってしまっていい空気感になった。

そうなってみて、私は、通称として旧姓を使うのではなく、旧姓を自分の名前として取り戻したいと希望を抱くようになったのです。
旧姓が好きなわけじゃないけれど、今の姓は夫の姓であり、私のものではないので。ごく単純なこと。

みんながみんな、そう感じるわけではないと知っています。改姓したくてした人もいるだろうし、姓が変わることに全然こだわらない、「たかが名字」と思える人もいるでしょう。

でも、私はそうではない。「たかが名字」とは思えない。女である自分が変えさせられたことが女性差別だと、屈辱的なことだと感じずにはいられない。
そして、私以外にも、そう感じる人はいるでしょう。そういう人のために、別姓を選べる自由があってしかるべきじゃないの、と思うのです。


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お知らせです。なかまぁるの最新記事が掲載されました。

登録ヘルパーになるべく、専門サイトで訪問介護の事業所探し。家の近くの3事業所で面接を受けることに。それぞれの事業所に特色があった、というお話です。よろしければご一読くださいませ。


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