20代の頃、たびたび仕事をご一緒していたYさんと、
9年ぶりに再会。
神楽坂のイタリアン、ソリッソにて昼食。
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神楽坂に詳しいYさんに、かつて教えてもらい、
たびたび利用しました。
しかし、子供が生まれてからは、
なかなかその機会もなく…
こちらも久々の来訪。
相変わらず繁盛していて、お店は満員。
さっぱりした味付けのフジッリ、
美味しかったです。
Yさんと初めて会ったのは、15年以上前。
私より10歳年上の彼女には、
当時保育園に通うお子さんが2人いました。
それがもう、上の子は大学4年、下の子は高校3年とのこと…
時の経つのは本当に早いものです。
・・・・
当時の私は、子供はいつか欲しいと思いながらも、
まだ仕事で何のキャリアもない。
職場にワーキングマザーもいない。
子供を育てながら働くイメージが全くわかず、
仕事一色の生活を変える勇気がありませんでした。
そんななか、会うたびに、
子供を持つことの良さを力説してくれたYさん。
「上の子を産んだとき、自分よりも大切なものが
できるってこういうことか、と実感した」
「2人生むと大変と言われるけど、全然違いますよ。
実は大変さは1.5倍で、楽しさは何倍にもなる」
そんなポジティブな話ばかりを聞いていて、
「これは産んでみなければ!」と思わされた^^
最終的に一人目を産んだのは数年先ですが、
Yさんの言葉がずっと心に残っていて、
社内でワーキングマザーが一人もいなくても踏み切れた。
・・・・
女の人生において、「ちょっと先を行く先輩」の
存在って、とても大切ではないかと思います。
その背中を追いかけていく、というか。
どうやって育児と仕事を両立させるのか。
どんなふうに子育ては進んでいくのか。
今の自分より10年くらい先を見せてくれる人が
いるからこそ、自分の未来がイメージでき、
「不安がらずやってみよう」という気持ちになれる。
…そう、女性は先輩の女性たちの動向を
めちゃくちゃ見ていますよね。
それがポジティブなものかネガティブなものかによって、
描く未来像が変わってくる。
私も後輩たちにポジティブなものを見せられて
いればいいのですが…
いや、そうだと信じたい。
・・・・
育児からすっかり卒業したYさんからは、
50代になってスポーツを始めた話を聞きました。
「なんと富士山登れたんですよ!」
「泳ぎもけっこうできるようになって」
そんなポジティブな話を聞くにつけ、
また10年後も明るい未来像を描けそう。
目下の私の関心は、やがて来る更年期。
こちらもしっかり経験談を仕入れてきました。
私たちの先に、今私たちが取り組んでいる事柄を
やり遂げた先輩たちがいてくれているからこそ、
勇気を持てる。希望を持てる。がんばろうと思える。
明るい気持ちになって、
神楽坂の下でYさんと別れたのでした。