このご時世、娘を持つ親としては、
「おかしな人が娘の周りにいないか」
非常に気になるところ。
うちの娘はまだ小1ですが、
年齢関係ないですよね…
それこそ赤ちゃんのときから、
子育て中の母猫のごとく、
娘の身辺にはいつもギラギラと
目を光らせ、睨みをきかせています。
(「こわいオバハンがついてる」と
思わせるべく^^;)
過剰反応かもしれないけれど、
「万が一」があったら取り返しがつかない。
過剰なくらいでちょうど良いのでは
と思っています。
息子は2年生から学童の一人帰り、
習い事への一人通いをさせていましたが、
娘は心配でとてもさせられない。
せいぜい4年生くらいからかな…
娘の友達のママたちとも、
「やっぱり女子は心配だよね…」
とよく話をします。
・・・・
そんななか、ちょっと見逃せないことが。
子どもたちが通う学童に、
昨年から男性シニアの先生(指導員)がいます。
このおじいさん(仮にLさんとする)、
娘いわく「私にだけ甘い」そうで。
年齢も年齢だし、
「孫みたいに思ってるのかな?」
と思っていたのですが…
先日、学童に娘を迎えにいったときのこと。
ちょうど通りがかったLさんが
「あ、〇〇ちゃん(娘の名前)!」
と満面の笑みでわざわざ近づいてきて、
ハイタッチしてきたのです。
私が傍で見ていた限り、
娘からタッチをしようとはしておらず、
Lさんが手をかざすので、
それに応えただけ、という風情でした。
…え?
この先生、普段教室の窓からのぞくと、
わりとムスッとした表情しているし、
そんな気さくなキャラに見えないんだけど…
それに、児童が帰るときに、
ハイタッチする先生なんて見たことない。
なんじゃこりゃ…
・・・・
私の頭の中の警報がウィンウィン鳴りました。
娘に聞くと、Lさんは他の子には
さっきのようなハイタッチなどしないが、
娘にだけしてくるらしい。
他にもスキンシップがあるらしく…
本能的に、娘は嫌なことだと
感じていたらしい。
「やめてほしい」と口にしました。
これまでLさんのことを話題にするとき、
娘が微妙な表情をしていたのを、
しっかり受けとめていなかった。
娘よ、ごめん…
しかし、いったん気づいたら、
私の行動は早い。
息子のいじめ問題のときもそうでした。
帰宅後、まだ学童のあいている時間だったので、
すぐに学童長に電話をかけました。
学童長は30代の女性、
元幼稚園教諭でベテランの、
大変頼もしい先生です。
彼女に事の次第を伝えると、
まず返ってきたのは、
「今年の1年生は、すごくスキンシップの
多い学年なんですよね」
というセリフ。
いわく、娘の学年の子には
先生たちに自分から抱きついたり、
膝に乗る子も多く、
職員としても対応が課題になっているとのこと。
「L先生にも、おじいちゃんという感じで、
膝に乗ってくる子が多いんですよ」
…そうですか、それはわかった。
けれども、私が見たのは「先生の方から
娘にハイタッチする」光景であって、
娘は決して自分からはしていない。
また、普段から家族以外の人に
抱きついたりなどのスキンシップはしない子。
本物の祖父にも抱きつくことがない。
(クールなところがあるので)
「よくあること」のように片付けられそうだったので、
娘は自分からはスキンシップはしていないこと、
先生の方からスキンシップしてくること。
それを娘は不快に思っており、やめてほしいこと。
ここを再度、しっかり伝えました。
学童長も話すうちに理解してくれ、
「明日、L先生と話をします」
と言ってもらいました。
・・・・
翌日、学童に行くと、
学童長から声をかけられました。
L先生に話をしてくれたらしく、
「本人は全然悪気がなかったようです」
とのこと。
まあそりゃそう言うよね…(-_-;)
悪気があったかどうかは、この際関係ない。
金輪際やめてくれればいいし、
「うるさい母親がバックについてる」と、
メッセージは送れたはず。
私の想像としては…
このおじいさん、人の気持ち、とくに
女性の気持ちに鈍感なタイプなんでしょうね。
どんなに小さい子でも、
大人の男性からのスキンシップを
女子は警戒すること、わかってない。
本当に娘を孫のように思っていたのかも
しれないけれど、
娘が求めていないスキンシップで
親しさを示そうとするのは…
そんなに鈍感で、そもそも子供相手の
仕事大丈夫?と思います(呆)
さて、学童長は私からの
電話でいろいろ考えるところあったらしく、
「ご指摘ありがとうございます」
と感謝された^^;
保育園や学童の職員による
わいせつ行為が問題になる中、
やはりもっと徹底して取り組むべきことだと
思ったらしく。
近年、学童の児童数が急増し、
指導員の数も急に増えました。
指導員の質も個人差があるようです。
もともとアットホームな学童で、
とても信頼できる学童長がトップなので、
安心して通わせていたのですが…
「職員からスキンシップはしないのは当然ですが、
子どもたちからのスキンシップも、
それを見た親御さんが不快な思いをされないよう、
上手にかわしていく方法を、職員同士で
話し合っていこうと思います」
とのこと。
まあ私の発言が、
良い警告になったのかなと思います。
・・・・
こうした問題、
これからいくらでも起きてくるんでしょうね…
いや、娘が年頃に近づくほど、
増えてきそうです。
今思うと、子どもたちの通った保育園は
非常に先生たちのレベルが高かった。
男の先生は女子にはとくに、
自分から触れることのないよう、
とても気をつけていました。
それが今時当然だと思っていたので、
あぜんとした次第です…
これからも、ギラギラと目を光らせて
いなきゃな~とオバハンは思ったのでした。