先月、会社の健康診断がありました。
その結果が出てきました。
嬉しいことにA判定(*^^*)
基本的な検査メニューなので、大腸がん検診はなし。が、自治体の検診を先月受けて、そちらも問題ありませんでした。
胃のバリウム検査は選択できるものの、数年前からしていません。
一度、異物があって引っかかり、病院で胃カメラ検診をしたのです。
結果、ただのポリープで、ピロリ菌検査が陰性なので、胃がんになる確率はほぼ100%ないとのこと。
良性の出来物だから取らない。バリウム検査だと必ず引っかかってしまうから、今後は検査を受けなくていいですよ。ただ、胃の病気は胃がんだけではないので、数年に一度は胃カメラ検査をしてください…と言われたのでした。
新卒で入社して今年で21年目、育休のとき以外は毎年健康診断を受けてきましたが。
若い頃は健診なんて、「これ必要なの?」ってなもの。数値が良いのは当たり前。義務的にこなしているだけだったけれど…
40代ともなると、健康診断への関心は高まる高まる^^;かなり大きなイベントといってもいい。
若い頃に気になっていたのは体重だが、今はとにかく血液の数値。
γ-GTP、LDLコレステロール(悪玉)、中性脂肪…。もちろん血圧、尿糖も。
幸いγ-GTP値は常に低い。私はお酒に弱く、飲んでもせいぜいコップにビール1杯が限界。若いときはそれが残念だったし、強くなりたかったが、今となっては「弱くてラッキー」。
飲みたくても飲めないんだもの。「飲みすぎて体を悪くする」とか「禁酒がつらい」とかいうのとは無縁でいられる。
お酒は好きなんですけどね、ほんの少し飲むだけで満足できます。
血圧も、幸い昔から低い。これは体質、遺伝なのでしょう。親も低いので。
とはいえ、年齢とともに高血圧になってもおかしくない。高血圧は血管系の病気の最たる原因。塩分は控えめにするに越したことはない。
その他、悪玉コレステロールや血糖についても正常値に収まってくれている。しかし、これはあくまで今年、現時点での結果。今後年をとるにつれ、どんどん体は衰えていく。慢心せず、来年も同様の結果が得られるよう、生活習慣に気をつけていこう。
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健康診断は不要である、という説がありますよね。小さな異常を見つけて、よけいな病気をつくることがある。一方で、本当の病気を発見できないこともある、と。
たしかにそういう面もあるのでしょう。「健康診断を受けているから安心」「病気にならない」わけではない。
でも、だからといって、「健康診断は意味がない」ということは決してなくて。
なぜなら、病気になった人で、長年健康診断を受けていなかったというケースを多く耳にするから。
認知症で病院にかかり、ついでに健康診断を受けて糖尿病が発覚した義母。ずっと健康診断を受けておらず、重度に進行していました。
会社で仕事中に昏倒した、夫の同僚。夫が救急車を呼び、病院でくも膜下出血だったと判明しました。病院に着くのがもう少し遅かったら、命が危なかったほどの重症度だったそう…。残念ながら、予後は良くない…
残務処理のため、夫が彼のデスクの引き出しを開けたら、行っていない数年分の健康診断のお知らせが何枚も出てきたらしい(*_*)
高血圧で肥満、暴飲暴食の人。健康にはまったく気を使っていなかったのだろう。
まだ50歳前なのに、子どももまだ小学生なのに…
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反対に、78歳でこれといった病気のない私の父は、毎年欠かさず健康診断を受けている。常に血圧の数字を気にして、食べ物に気を使い、運動を欠かさない。
毎週掃除に来てもらっている70代半ばのシルバーさんも、健康診断を欠かさず受け、食事と運動には気をつけているそう。やはり悪いところはほとんどないらしい。
健康診断を受けているから健康なのか。健康診断を受けていないから病気になるのか…
卵が先か鶏が先かの話で。結局、重要なのは「健康に意識を向けているかどうか」なのですよね。
それが、健康診断を受ける・受けないという行動に現れているだけで。
逆に言えば、健康診断を受けるという行為が、健康に意識を向けるきっかけになるとも言える。
否が応でも自分の体の現実を突きつけられるわけで。それが嫌で、ずっと健康診断を受けていないという人もいる。
健康診断の目的は「病気を見つける」だけでなく、「病気にならないよう、これから気をつける」「生活習慣を変える」ことだと思うんですよね。
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実際に、その“強制力”が健診にはあると思うのです。
健診までの数週間、「コレステロールや中性脂肪、血糖値が上がらないように」「体重が○㎏以下にできるように」と、いつもより食べ物を制限し、体を動かす自分がいました。まあ「気をつける」程度で、それほど頑張れてはいなかったけれど^^;
実際にその効果があったのかはわからないけれど、たった数週間でも「節制する生活をした」ことに、非常に意義があると思う。
夫は昨年の会社の健康診断でコレステロール値が高く出て、かかりつけ医に定期的に通っています。
薬を飲んでいるものの、数ヶ月おきの血液検査の前には2週間禁酒し、少しでも数値を下げようと頑張っている。
お酒が大好きな人で、以前は毎日晩酌してたけれど、最近は1日おきに。それと、数ヶ月おきの2週間の禁酒で、お酒を飲まない日が圧倒的に増えた。
「血液検査で数値を下げたい」。その気持が、生活習慣を変えることにつながっているのですね。お酒が大好きだから、完全な酒断ちは難しく、ノンアルコールビールを飲んでる^^;
1年続けて、だいぶコレステロール値も下がってきたよう。
先日は1年ぶりの会社の健康診断があり、禁酒に加えて食事の節制もしていたから、体重が4㎏近く減っていたらしい。少しメタボ解消?
これってすごく良いことで。健康診断、血液検査がなかったら、絶対に禁酒などしていなかったと思う。「悪い数値」を見たくないがゆえに、少しでも「良い数値」を出したいがゆえに頑張る。素晴らしいペースメーカーなのです。
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そして、健康診断で出た数値をもとに、「来年は中性脂肪を下げたい」「糖に気をつけなきゃ」など、次回の健康診断までの1年間をどう過ごしていくか、目標ができる。
これがすごく大切で。結局、それを毎年こつこつ繰り返してきた結果が、70代、80代の健康状態なのだと思います。
私も来年、コレストロール値をもう少し下げたいし、体重も今年より1㎏下回る数字にしたい。
だから、これからの1年も、さらに食事に気をつけ、運動ももっと増やしていきたい。すべては1年後の健康診断のために──