働く母。両立メモ

40代書籍編集者・ワーママ歴14年。子供は中3男子・小6女子。両立生活や仕事、学校、ママ友関係、親の介護など、日々の気づきを綴ります。FP2級、家計管理の工夫についても。


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【出生数過去最少に思うこと】子供たちは「男女関係なく仕事も家事もする」大人にしておきたい

少し前のニュースですが。
2019年の出生数が1899年の調査統計以来、過去最低になったそうですね。

その数86万5234人。
私の夫は1972年生まれの団塊ジュニアど真ん中なんですが、この年は203万8682人の出生数。
2019年に生まれた赤ちゃんは、1972年の42%の人数しかいない…。

少子化が叫ばれ出したのは何も今に始まったことじゃないけれど、年々数万人ずつ減っていき、10年前の2009年と比べても20万人以上減少している(2009年の出生数は107万35人)。

…うーん、小学校の統廃合が盛んにあるはずだ^^;
「外で遊んでいる子供が減った」と言われるけれど、それは防犯意識や子供の遊び方の変化だけじゃなく、実際に絶対数が減っているわけで。

自分の子供の頃を思い出すと、「うじゃうじゃ周りに子供がたくさんいたなあ」と感じるけれど、それも思い込みではなく事実なんでしょう。

・・・・
現在の少子化を止めるために…私にできることは、ない。
もうすぐ44歳、妊娠出産はまず難しい。仮にできたとしても、3人以上産む予定は元々ない。2人産んだし、一応義務は果たしてるということで…

子供を持つのに、婚姻関係が前提の日本。結婚する人が減っているのが、少子化の最大の原因とされている。

結婚するもしないも、個人の自由だろう。けれども、「結婚したいけどできない」という状況になるのは、とても残念なこと。
また、経験しないうちから結婚にポジティブな気持ちを持てないのも、残念なこと。

今の少子化を止めるためにできることはないけれど、せめて将来の出生数を増やすためにできることをする。
つまり、次世代である子供たちの教育、という面で。

・・・・
とある休日の昼食。
夫の作ったやきそばを家族で食べながら、小2の娘がふと呟いた、大人びたセリフ。

「パパとママって、不思議な夫婦だよね」

意味するところは、こんなに食事作りを日常的にするお父さんは、あまりいないということのようですが…
たぶんに、「こんなにお父さんにやってもらっているお母さんもいない」というニュアンスも含まれているのでしょう^^;

たしかに、わが家は家事にせよ育児にせよ、夫が「大活躍」している。
臨時休校中も、振り返ってみれば夫のほうがずっと食事作りをしてくれてた^^;
(そもそも朝食作りは常に夫。交替で昼食と夕食作りをしたが、休日は普段から全食夫担当。世間のお母さんと比べて、私はだいぶラクしてた…)

子供も小学生になると、家庭で教えずともいろいろと「社会的常識」を周囲から仕入れてくるようです。

「そうだよ。うちはお父さんお母さんの二人でお金を稼いで、二人で家事も育児もしてるんだよ」

すると息子が、
「でも、お父さんの方がたくさんお金を稼いでるよね」と言う。
「残念ながら、お母さんの方が稼いでるよ」と言うと、「え、そうなの!?」と驚いてた^^;
おやおや、齢10歳にして、もうジェンダーバイアスに毒されてるな、、

それはさておき、
「あんたたちにも、大人になったらどちらもできるようになっていてほしいね」
と話しました。

・・・・
そう。男女に関わりになく、仕事と家事どちらもできる大人になること。自分の面倒は自分でみられる、つまりは「自立する」こと。
それが子育ての目標ですが、同時に結婚の近道でもあると思っていて。

息子にはとくに、家の手伝いをいろいろやらせています。

 

そろそろ料理も本格的に教えたいところ(私の料理スキルはだいぶ怪しいので^^;教えるのはもちろん夫)。

これからの時代、「家事ができること」は男子にとって、大きな「売り」になると思うんですよね。
男性の収入が少ないことが、婚姻率低下の原因ともされています。でも、たとえ収入が少なくても家事能力が高ければ、子供を生んでもずっと働きたい女性からしたら、「お金よりずっと価値ある能力」と思ってもらえる。

…現に私も、男の人に収入の高さを求めたことがない(と言ってしまったら、夫がかわいそうか^^;夫よ、ごめん!)。
子供たちによく言っているのも、
「お父さんと結婚したいと思ったのは、お父さんの作ってくれた豚の角煮がすごく美味しかったから」
だし。もちろん冗談だけど、半分は本気。

夫と結婚したときは、お互いの収入は底値の時期だったが、全く気にならなかった。だって、二人で稼いでいけばいいんだから。お金が少ないなら、自分ががんばって働けばいいわけで。

今は私の方が収入が多いけれど、やっぱり気にならない。それより、美味しいご飯を作ってくれる人と結婚できてよかったな~といつも思ってる^^

男女が逆転してる?いやいや、これからはきっと、そういうカップルも増えてくるでしょう。

・・・・
一方で、娘には家事ももちろん教えていきたいけれど、「自分でお金を稼ぐ人になるんだよ」ということを、常々刷り込んでいます。

保育園に預けて共働きを続けた自分の生き方を、全肯定できているわけじゃない。
けれども、「自分の食い扶持は自分で稼ぐ」ことは、やっぱり外せなくて。

それに、先ほどの話の裏表で、もう夫の一馬力で暮らしていける時代じゃない。男の人に高い年収を求めたら、結婚は遠のくだけ。

自分にそれなりの稼ぎがあり、ずっと働いていく意志があれば、結婚のハードルがぐっと低くなる。収入が少なくても、気の合う「一緒にいて楽しい」相手と、迷いなく結婚できる。

・・・・
性別分業なんて、本当にもう古い。
男も女も、どちらも働いて、家事育児をする。

仕事も家事育児も、やっぱりワンオペはきついのです。でも、二人で分け合えば、どちらの負担も半分。らくに両立できる。

多くの男女がそうなれば、自然と婚姻率は上がり、出生率も上がっていく。

…なんてことを夢想するものの、今の日本ではまだ遠い道のりでしょう(*_*)
せめて、自分の子だけはそういう大人に育てたいと思っているのです。

 


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