夫の母、義母は人間のできた人で、
私達夫婦に対して一切何も言ってきません。
子育てについても、こうしなさいと言われたことは、
思い返してみるとまったくない。
実の親の方が、よっぽど無神経で思いやりのないことを言う-_-;
息子を0歳で保育園に預けたときも、
「こんな小さいうちからかわいそうに」と
母に言われたなあ…
(私が平気で預けているとでも思っているのだろうか)
義母が「できた人」なのは、
苦労したからだろうと思います。
夫によると、義父の母(夫の祖母)という人が
かなり強烈なタイプだったようで、
義母は姑との関係に苦労していたそう。
また、義父は仕事人間で、
家事も育児も一切手伝わない。
家にいるときは、縦の物を横にもせず、
それこそ横になった箸を縦にするのを
義母にさせるような人だったそうで^^;
(とはいえ、学生時代からの付き合いで夫婦仲は良く、
義父の昔気質なところを義母は好きだったようですが^^)
そんななか、2歳違い、1歳違いで3人の子を立て続けに産んで。
子供たちが小さいうちは、さぞかし大変だったろうと思います。
・・・・
私に下の娘が生まれて、半年くらいの頃。
上の息子が4歳、まさにやんちゃ盛りで
言うことを聞かない、赤ちゃん返りもあり、
大変な時期でした。
義母に会ったとき、
本当に息子が大変で…という話をすると。
「わかる。あの子も本当に言うことを聞かなくて、
大変だったもの」
と、夫にいかに手がかかったかを話し、
慰めてくれました^^;
…しかし、大変とは言っても、私は子供2人。
夫も家事育児をよくやってくれているし、
年子+1人をワンオペで育てていた義母とは
苦労の度合いがまったく違う…
「たしかに、子供たちが小さいうちは、
大変すぎてあまり記憶が残っていない」
と笑う義母。
そして、こんな話をしてくれました。
・・・・
「N子(夫の妹)が赤ちゃんのときは、
上2人は3歳と1歳でしょ。
そちらの世話にかかりきりで、
N子のことはベビーベッドにずっと
ほったらかし」
「N子は手がかからない子だったから、
ずっと静かに寝ていてくれたんだけど。
赤ん坊をこんなふうに放っておくなんてと、
すごく悩んでね。
でも、かまってあげたくても、上の2人で
手いっぱいでどうすることもできない」
「それで、すごく悩んで、電話の育児相談に
かけたことがあるのよ。
そうしたら、
『赤ちゃんのこの時期はたくさん抱っこして
かまってあげる必要がある』
『赤ちゃんに向き合ってあげてください』
と言われて。
それができなくて、悩んで電話してるのに」
「これを聞いた瞬間、
『ああ、他人は無責任な綺麗事しか言わないんだな。
自分を信じて、自分のやれるようにやるしかないんだな』
と悟ったのよね」
・・・・
そうか、これがお義母さんの原点なのですね。
だから義母は私にも子育てのアドバイスは
一切しないのだろう。
私の子育てなんて穴だらけの手抜き、
義母からしたら歯がゆい部分は多々あるだろうに、
「よくがんばってるわね」
「2人とも良い子に育ってるわね」
としか言わない。
…苦労した人は他人の苦労がわかる。
まさにそういうことだなあと思います。
私も将来、お嫁さんにエラソーなアドバイスを
するような姑にならないよう、
今のうちにしっかり苦労しておかないと
いけないですね。
(それ以前に、そもそも息子がちゃんと結婚できるのか疑問^^;)