働く母。両立メモ

40代書籍編集者・ワーママ歴11年。子供は小6男子・小3女子。両立生活や仕事、学校、ママ友関係など、日々の気づきを綴ります。FP2級、家計管理の工夫についても。


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【ワーママもうすぐ12年】働く女性にとって出産子育てはリスク?~「早巻きキャリア」でむしろ後々のリスクヘッジに

3月、学校も学期末になりました。
上の息子も、来月からいよいよ6年生。小学校最後の年です。

8月には12歳になります。つまりは私のワーママ歴も12年になるということ。
32歳で息子を産み、今44歳。この間の子育てと仕事との両立は…

それは大変でした^^;
今でこそ、子供はどちらも大きくなり、仕事も裁量労働制になったり部下がいなくなったりで負担が減っていますが、30代の頃はそりゃもう余裕がなかった。

遅くまで残業し、飲み会に行く職場の子持ち男性陣に、「…男はいいよな!」と呪詛の言葉を胸中つぶやいたのは、一度や二度ではない^^;(いや、口に出して直接言っていたかも?汗)

夫はよく家事育児をしてくれていたものの、時短勤務で毎日お迎えに行くのは私。
やっぱり、「男はいいよな!当たり前のように長時間労働できて」と思っていた。
たびたび泊りがけの出張に行くことにも、恨みの気持ちを抱いていた。

女性が子供を産み育てながら、働き続けるということ。
女性活躍が謳われる時代、制度も充実し、たしかに環境は整ってきているけれど…
いややっぱり、容易なことでないのが現実です。

ある意味、「二重生活」なわけで。その切替自体も大変。うまくバランスをとり、時間をやりくりしていくのは、体力的にはもちろんのこと、精神的に疲れる。

子供が小さいうちはずっと、「皿回し」をしている感覚でした。右手でお皿を回し、同時に左手で別のお皿を回し、さらに右足でもお皿を回す…といったように。


・・・・
なぜ、女にばかり負担が来るのだろう。
もちろん子供はかわいいのです。母親として子育てできるのは喜びだし、ありがたいことだと思っている。

…でも、イチ働く人間として、「女の自分は損している」と思わずにいられない。
裏を返せば、「(女の犠牲の上に)男は得している」ということです。

…私、フェミニズムをかじっている人間なので、ついこういうところに発想がいっちゃうんですが^^;
まあ、思わずにはいられなかったよね。

結局、女にとって、子供を持つことはリスクなのか?

この流れで来れば、当然イエスになるでしょう。
けれども、今の私はそうは思わない。

たしかにたしかに、両立は大変だった。でも、おかげで、44歳の現在、非常に「いい感じ」の立ち位置に来られている。


・・・・
48歳の夫。
営業部に異動したのが40代と遅かったこともあるけれど、管理職として20代の部下をまとめています。

…それが、絵に描いたような「中間管理職の悲哀」^^;
上からはきつい目標を押しつけられる一方、なかなか数字の上げられない部下の穴埋めをし、他部署とのすり合わせをして…

「この年代が会社の中心って言うけどさ、年だし疲れて頑張り効かないよ…」
と言う。私も激しくそう思う。

40代は「脂がのる頃」と言われるけれど、若い頃のような馬力はなく、健康問題も出てくる。20年以上仕事をしてきて「熱い気持ち」も消えかけている…

それなのに、会社のシステム的に、ミドルエイジが支えるようになっているのですよね。

…でも、でも。
はっきり言って、それは男の人のシステム。私はもっと早巻きに、自分のキャリアを考えていた。
「20代、30代と下積みをして、40代に管理職に…」なんて考えていなかった。

なぜなら、「妊娠出産」というライフイベントがあるから。


・・・・
私は結婚が24歳と早かったですが、「子供を生む」ことはまったく別問題と考えていました。子供は好きなので、いつかほしいけれど、20代の今ではない。

会社の会長(当時は社長)から、
「編集者という仕事は、子供を生んでも続けられる仕事だ。たとえ出産で会社をやめても、フリーでやっていける編集者になれ」
と言われていました。
(今ならハラスメントにあたる発言ですが^^;会長は働く女性に理解のある人で、愛ある激励だった。感謝しています)

とにかく一人前の編集者になることが先決でした。そうして仕事仕事で毎日を過ごすうちに、やがて自力で売れる本を出せるようになり、28歳には管理職となっていました。

…だいぶ巻いていたなあ、と思います。転職など考える暇もなかった。まあ会長に「ついていこう」と思っていたし、好きなことができる環境だったので、転職する理由がなかったのだけど。

30歳になった頃、周囲で出産が立て続いたこともあり、いよいよ妊娠に目が向き始めた。
「出産で会社を休んでも、戻ってこられるだけの足場は築けたかな」と。

しかし、いざ妊活を始めても、いっこうに妊娠しない…。結局、不妊治療を受けることになるわけですが。不妊治療でしょっちゅう会社を休んだり早退したりしても、仕事に穴をあけずに済んだのは、すでに十分なスキルを身につけていたから。管理職のため、自分の裁量で動けるということも大きかった。

「早巻きキャリア」に助けられたのです。

無事妊娠・出産し、育休を経て職場復帰。
育児中だから、自分の本をたくさんは出せない。そのかわりに、管理職として部下の本をヒットに導き、会社に貢献しようと思いました。
けっこうな人数の部下を持ち、30代は管理職の仕事を徹底的にやっていました。

部下の人たちの本作りを指導することで、自分個人で担当する何倍もの経験値を積むことができた。この10年、大きく「早巻き」したと思います。


・・・・
そして、今。
いろいろやりきったんですね。
管理職はもう十分にやった。だから、もういいかなと。昨年、部下なしの立場になりました。

 

 

夫が現在抱いている中間管理職の悩みは、10年前に経験済み。もう卒業しちゃっている。

だから、ね、更年期も近づきつつある40代半ばの今、自分自身のケアに時間を振り分けられるのです。

 

 

さらに、視線はもう、50代、60代に向いている。相変わらず早巻きです^^;

このまま会社に管理職として奉仕して、定年を迎える…という、「サラリーマンのお父さん」的な発想はない。
仕事がきつくなったら、いつでも働き方を変えられるよう、副業のための資格をとったりして、先手を打っている。

 

 

それもこれも妊娠出産、子育てがあったから。
キャリアを築くのに苦労した20代、両立が大変だった30代を乗り越えたら、自分のペースで生きられる地平が待っていたのです。

女であってラッキーだったな…今はそう思っています。
働く女性にとって、妊娠出産は決してリスクじゃない。後々を考えたら、むしろリスクヘッジになるもの。
ワーママを12年やった私の結論です。

 

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