働く母。両立メモ

40代書籍編集者・ワーママ歴13年。子供は中2男子・小5女子。両立生活や仕事、学校、ママ友関係、親の介護など、日々の気づきを綴ります。FP2級、家計管理の工夫についても。


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自分の仕事のキャリア20年を考える~定年60歳なら折返し地点だけど、「85歳まで働く」ならまだ駆け出し

先日の、父の老後資金のシミュレーションを

本人に見せました。

 

www.hatarakuhahamica.com

 

 

「孫に生前贈与できる余裕は

全然ないよ」

「いざというときのため、

全部手元に持っておくべき」

 

そう話すと、「そうかあ…」と

残念そうにする父。

そして、

 

「できれば、80歳以降も

少しでも働いて収入があると、

かなり家計が楽になるよ」

 

と私が言ったら、

 

「やっぱりそうだよね!

働かないとね」

 

と、なぜか破顔一笑。

がぜん元気を取り戻した^^;

「80過ぎても働かないと」と言われて、

喜ぶ老人って…

 

・・・・

そう、父は本当に働くのが好きなのです。

仕事が趣味、仕事がいきがい。

「働かないといけない」という状況は、

父にとって大好物の設定(苦笑)

 

「お父さん、何歳になったら引退する気よ?

死ぬまで働きたいんじゃないの?」

 

と言うと、

 

「うん、死ぬまで働けたら本望だね!」

「働いているときが最高に楽しいんだ」

「兄貴は87歳の今も働いてるし。

それまでは働けるんじゃないかね」

 

父の実家は米農家なのですが、

農家の人はみな働き者。

父の兄弟姉妹もよく働く人ばかりだった。

 

「田んぼに出てないと落ち着かない」

とばかり…

父もその血なんでしょう。

 

…そして、たぶん私もその血^^;

私も働くのがとにかく好き。

どうせ同じ一日24時間を過ごすなら、

1分でも2分でもそれを労働に変え、

お金に変えたいと思ってしまう。

貧乏性なんでしょうねぇ。

 

・・・・

結局、自分の身近な人間が

人生のロールモデルになるもの。

父の働き方を見てきているから、

私自身も「年をとってもずっと働く」

のがデフォルトになっている。

 

さらに父が、働く期間を「死ぬまで」

に延長したから、

私もそれが視野に入ってきた^^;

 

まあ「死ぬまで」は極端としても、

85歳くらいまでは働けるかもしれない。

 

定年の延長とか、年金支給年齢の繰り下げとか、

いろいろ言われる昨今、

「70歳まで働かなくちゃいけないのか」

と絶望している中年世代も多いようですが。

 

…そんなに働くことが苦行なのでしょうか?

私に言わせれば、「70歳で働くのをやめなくちゃ

いけないの?やっだ~」ですが…

 

やっぱりみんな、

できる限り働きたくないのかな?

「死ぬまで働きたい」というのは

少数派なんでしょうかねぇ…

 

・・・・

「あなたのお父さんは、元気だから

年をとっても働けるんだ」

とおっしゃる向きもあるかもしれません。

 

しかし、ずっと父を見ていて思うのは、

父は若いときから「おれは100歳まで生きる」

と宣言していたこと。

 

「何言ってんだ、この人」と、

子供の頃は白けていましたが…

今思うと、父のこの目標は非常に

重要なことだと感じています。

 

「100歳まで生きる」ために、

父は人一倍健康に気を使っていました。

若い時分に結核を患い、背中を大きく切る

手術をしていたことも、

「体を労らないと長生きできない」

という気持ちにつながっていたのでしょう。

 

50歳から、毎週末に社交ダンスの

サークルに通い、

ダンベル体操も始めました。

どちらも今も続けており、

おかげで姿勢もまっすぐです。

 

歯は毎日歯間ブラシも使って

丁寧に磨き、いまだ抜けている歯は

1本もありません。

 

食事も、朝はきな粉やらゴマやらを

かけたヨーグルトを食べ、

肉から野菜から何でもよく摂っているから、

内臓もいたって健康。

せいぜい心臓に少し不整脈があるくらいです。

 

…つまりはすべて、「100歳まで動く

体にするためのメンテナンス」

だったわけですね。

決して、たまたま運良く健康だったから、

今こうして元気に働けているわけではなく、

今を見越して何十年も前から

積み上げてきた結果なのです。

 

・・・・

健康面はもちろんとしても、

「高齢になってもずっと働く」

ことを念頭に置くと、

自分のキャリアの考え方もまた違ってきます。

 

就職して20年超、

定年を60歳65歳と考えたら、

折り返し地点を過ぎている。

「キャリアも積んできたし、それを土台に、

あと半分乗り切ろう」

という気にもなります。

 

けれども、「85歳まで働く」となったら、

ようやく3分の1に来たところ。

駆け出しと言ってもいいくらい。

乗っかってそのまま行けるキャリアなど、

まだまだない。

 

反対に、「もう折り返し地点なのだから、

無難に定年まで勤め上げて…」

と、守りに入る必要もない。

 

・・・・

「85歳まで働き続けるには

どうしたらいいか」

常に考え続けています。

 

できれば、今の仕事を細々とでも

続けたいけれど、

80代の編集者なんてあり得るのだろうか…

 

けれども、かつてこの仕事は

「年をとると感性が鈍る」ということで、

50代には管理職に回って一線から退き、

60歳には引退、というのが普通でしたが。

 

今は50代でもバリバリ現役、

定年後もフリーで活躍する先輩方が

たくさんいます。

寿命の延びとともに、「仕事の寿命」も

延びてきているということでしょうか。

 

80代で今の仕事を続けるのも、

あながち無理ではないかもしれません。

とはいえ、別の仕事も確保しておく方が

いいだろう。

50代にはいよいよ折り返し地点、

後半戦の作戦をあらためて練る必要が

ありそうです。


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