先日の国際学習調査(PISA)の結果、
話題になっていますね。
「読解力」で、日本が大きく順位を
落としたということですが…
文科省は、読書習慣が減ったことを
一因として上げているようです。
本や新聞を定期的に読んでいる子は、
点数も高かったようで。
昔から、国語力を上げるのは読書、
と言われています。
私自身も、そんな内容を謳う本を
多く作っていますし、
子どもたちが小さいときから読書習慣が
つくよう、環境を整えてきました。
そして、子どもたちは思惑通り、
本好きに育ちました。
とくに小4の息子は、学校の先生たちの
間でも有名なほどの読書家です。
では、さぞかし国語の成績は良いのだろう…
と思いきや、残念ながらそんなことは
ないのですよね^^;
私もかなりの本好きなので、
実感としてよくわかるのですが、
「それとこれとは別問題」なのです。
・・・・
読解力とは、文字通り「読み解く力」。
本を読むことで、語彙力や文章力、
知識などは自然と豊富になるけれど、
この「読み解く力」は、それ専用の訓練を
ある程度しないと、なかなか難しい
というのを実感しています。
だからこその、公文で。
公文の問題は、ひたすら読解問題なのです。
「右の文章の下線に合うものを選べ」
「下線は何を示しているか、10字以内で述べよ」
などといった問題。
小学校の間、ずっと公文をやっていた夫いわく、
「最後の方は『○字以内にまとめよ』
という要約だけやっていた」とのこと。
今でも「要約は超得意」だそうです。
そのおかげで、大学入試の現代文は
稼ぎ科目だったらしい。
…本好きな人間、だってこんなこと
考えながら本を読んでいませんから!
ただ楽しいから、だらだら~っとリラックス
しながら本を読んでいるのであって、
「これは何を意味しているのか」
「この文章を100字で要約したらどうなるか」
なんて、そんな緊張感持って読んでない^^;
こと、「学校の勉強」「テスト問題」に
関する限り、
「読解は訓練だ」というのが私の見解です。
算数でも、計算が得意になるには、
ひたすら何回も繰り返す訓練が重要です。
数字のセンス以前の問題。
それと同様。
・・・・
ということで、小3で公文に通うまでは、
家で読解力を養うドリルをやらせていました。
いろいろ調べて、一番良さそうだったのがこちら。
(4年生までのが終わってしまったので、
先買いした5年生のものしか
今手元にありませんが、学年相当をやっていました)
「現代文のカリスマ」とされる出口先生の、
「論理エンジン」シリーズ。
出口先生の作る問題は、変にひねったところが
まったくありません。
「答えは文章に書いてある」ということで、
文章をしっかり読めば必ず答えが見つかります。
当初、息子は国語の問題で、
「勝手な答えを自分で考えて書く」
ことが多く。
よけいな解釈をして答えをつくり、
学校のテストでもバツをもらっていました。
それが、この論理エンジンのおかげで、
ちゃんと筋を追いながら
文章を読めるようになった。
小3で公文を始めてからも、
論理エンジンで読解問題に慣れていたおかげで、
つまずくことなく、どんどん進めていくことが
できました。
・・・・
ところで公文ですが実は先日、
国語をやめて、算数だけになりました。
理由は単純、スイミングを始めたから。
これ以上習い事にお金をかけられない(*_*)
スイミングの月謝と、公文1教科の月謝が、
ちょうど同じ7000円ほどなので、
交替となりました。
公文の先生からは、
「せっかく1年続けて、
どんどん伸びているのに…」
と残念がられましたが、仕方がない。
ただ、家でも引き続き、
読解問題の家庭学習をしていこうと思います。
なんといっても「論理エンジン」があるので…