働く母。両立メモ

40代書籍編集者・ワーママ歴14年。子供は中3男子・小6女子。両立生活や仕事、学校、ママ友関係、親の介護など、日々の気づきを綴ります。FP2級、家計管理の工夫についても。


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息子の10歳の誕生日でした~10年間の育児を総括すれば、「自分のキャパシティをひたすら広げる訓練」

昨日は小4息子の10歳の誕生日でした。

 

昨年、私の誕生日に、地元のレストランで

お祝いの夕ご飯を食べてから、

家族の誕生日には恒例に。

 

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ガーリックトーストが美味しい。

 

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息子にはいつもより多めに取り分けて。

(というか、いつも多めなんですが、さらに^^;)

最後は大盛りのチョコレートアイス、

さすがに「お腹いっぱい!」でした^^

 

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さて。

息子が10歳になったということは、

私が親になって10年経ったということ。

いわゆる「2分の1成人式」で、

自分の子育てを振り返ってみると…

 

親になったことで、ひたすら

「自分のキャパシティを広げる訓練」を

させられているな、と痛感しています。

 

もともと私は、非常に許容範囲の狭い人間でして。

良く言えばこだわりがある、

悪く言えば頑固、偏屈ということ^^;

人と合わせるのがすごく苦手。

 

人間関係も、ストライクゾーンがめちゃくちゃ狭かった。

好き嫌いが激しく、友達も少ない。

社交の場が苦手、愛想よく笑顔を作ることができない。

しばしば「こわい」と言われていました。

(いや、それは今でも言われるわ…^^;)

 

そんな偏屈な自分をよくわかっていたし、

持て余してもいた。直したいとも思っていた。

でも一方で、「こんな性格なんだから仕方ない」

と開き直っている部分もあり…

結局、自分好きのわがまま人間なのでしょうね(苦笑)

 

とにかく、上の子が生まれる32年間、

自分中心に頑固に生きてきました。

私が気にするのは、自分のこと(と、せいぜい夫のこと)。

「私は私の好きなように生きたい。面倒なことには

関わりたくない」そう思っていました。

 

…ところが、息子が生まれてみると。

自分以外の存在に、こんなにも振り回され、

こんなにも時間と労力、そして気持ちを持っていかれるとは…

 

当たり前のことなんですけどね。

自分、自分で生きてきた私にとっては、

ちょっとしたカルチャーショックだったのです。

 

とくに最初の子が男子だった、ということも大きいのでしょう。

自分ではない人間のことで、他人に謝ることになるとは。

自分ではない人間の成長発達を、こんなに心配させられるとは…

 

親になったことで、人間関係も否応なく変えさせられました。

かつては「好きな人としか付き合わない」で済んだのですが。

子供が生まれてからは、保育園のママたち、

ご近所さんとの付き合いが避けられない。

というか、子供のために、みなさんとうまく付き合って

いかなくてはいけない。

 

 

・・・・

超狭い私のキャパシティを、無理に広げさせられ、

最初は大変でした。

これまでとはまったく違う世界。

これまでの自分の常識、スタンスが全く通じない世界。

 

…けれども、そこから逃げることは絶対にできない。

「親である」とはそういうことですよね。

そして、その「逃げ道がない」ということが、

私の精神をめちゃくちゃ鍛えてくれたと思っています。

 

42歳の現在。もともと持った性格である

頑固さは消えないですが、

許容範囲はものすごく広くなりました。

 

当初はうまく距離感がつかめず、

悩んでいたママ友関係も、今は鼻歌まじりで(?)

こなせています。(おばさんになったということもあるが…)

「広く浅いお付き合い」というのが、

それはそれで楽しめるようにもなった。

 

 

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ご近所さんにも、今や自分から積極的に

話しかけますよ~

立ち話というのも案外楽しいものです^^

おばさま方はやたらと地域のことに詳しいので、

貴重な情報源でもあります。

 

子供のことで頭を下げるなんて、

もう息を吸うようにできる(笑)

担任の先生に会ったら、開口一番

「いつもうちの子がすみません」だもの^^;

 

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そして、子供に対する忍耐力。

とくに子供たちが2人とも保育園の頃は、

どっちも言うことを聞かず、本当に大変だったなあ…

 

もちろんたびたびキレ、しょっちゅう怒っていましたが、

そんななかで、どうしたら力づくではなく、

相手を動かすことができるか。

どうしたら、自分自身の感情を穏やかに持っていくか。

試行錯誤をし、自分なりの工夫をしてきました。

 

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この10年間の経験により、

間違いなく私は丸くなったな~と思います。

夫にも、「以前は、触るものみな傷つけた~

だったのに、変わるもんだな!」と言われます。(古い!)

付き合いの長い、口さがない会社の同僚にも、

「ほんとに丸くなったよね~」と言われます。

 

…まあ、まだまだ人間練れてませんけどね。

この10年の経験がなかったら、

どんだけ頑固なまま、どころか加齢により

もっと頑固になっていたかと思うと、

親になれたことは人生の僥倖だな、と。

 

さてさて、これから成人までの10年、

さらに私のキャパシティを広げる日々が

待っているのでしょう。

10年後はどんな自分になっていることか…

 

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(息子が生まれた頃の写真)


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